各地で梅の花が咲き始め、おしゃれな人たちはすっかり春の装いで着飾っています。 もうすぐ春ですね。今日の友達の輪には幸手市教育委員を務められている 石塚順子さんにご紹介いただいたあさひ銀行幸手支店長の堀内敏彦さんに登場頂きます。
あさひ銀行幸手支店
支店長 堀内 敏彦さん
本紙取材 高木 康夫
【高木】こんにちは。教育委員の石塚さんからご紹介頂きました。
とても、迫力があり楽しい方と伺ってまいりましたがいつも、
お忙しそうですね。
【堀内(敬称略)】この仕事は休みがなかなかとれませんね。 役職柄、日曜祭日にも慶事が入ってまいりますので ゆっくりくつろげる時間はなかなかありませんね。 今の時代、たくさんの仕事があるということはいいこと なのかもしれませんね。(笑い) 石塚先生の奥様には仕事柄大変お世話になっております。 とても素敵な方ですね。紹介されて光栄です。
【高木】銀行員になられたきっかけは?
【堀内】実は文部大臣になりたかったのですが(笑い)、 私のふるさとは長野市内で将来は地元に帰って政治家にでもなろうかと
考えた時もありました。中央大学三年の時でしたが松下幸之助さんが 松下政経塾を創設し第一期生を公募していました。
大学紛争が盛んな時代でしたが、自ら政治活動をしていた訳でもなく、 大学卒業後は政経塾に入り更に勉強したいと思い、
翌年の四年時に政経塾の第二期生を目指して受験しました。 一般教養の第一次試験、論文の第二次試験を勝ち取り、
三十人程度残ったのですが第三次試験で不合格となり、 最終面接で松下幸之助さんに会うことも出来ませんでした。
最終的には十数名が合格となりましたが、 合格した受験仲間とは今でも親しくお付き合いさせていただいております。
【高木】ずいぶん難関ですね。
【堀内】そうでしたね。今でも覚えていますが、 論文試験では現代の若者達の生き方を書いたのです。
心のゆとりがない当時の若者達が対外的に限られた中で自分達の主張を 発散している様子を「密室の中の発散」と表現し、
試験官に面白いと絶賛された記憶があります。(笑い) でも、結果的には不合格ですから、就職をどうしようと悩みましたね。
それで、僕は南浦和にある長野県立学生寮で四年間暮らしてたことと、 兄も埼玉銀行(現あさひ銀行)に勤めておりましたので、
比較的就職情報の多い埼玉銀行への道を選択したのです。 兄も現在妻沼支店で支店長をしており、
兄弟揃っての支店長は珍しいようです。 蕨支店を皮切りに都内店舗や本部など五ヶ所をまわり、
ふじみ野支店長を務めてから幸手支店に昨年赴任しました。 ちょうど半年が過ぎたところです。
【高木】幸手の印象はどうでしたか?
【堀内】こんなことを言うと怒られてしまうかもしれませんが、
正直言って幸手駅に降り立った時には、
活気を感じられず大丈夫だろうかと思いましたね。
前任地のふじみ野は畑のど真ん中に駅が出来、
東武の資本が入ってマーケットはどんどん伸びていきました。
今ではすばらしい環境の街が出来上がっております。
また、川越や所沢も勤務しておりましたが共に行政指導によるまちづくりが
行なわれ、川越はご存知の通り昔の街並みや景観を残しながら観光地化され、
所沢においては古い商業地なども住宅地として見直し、
再開発が行なわれ現在では埼玉四番目の都市に成長しております。
背景にはバブル期があったということもありますが、
住民の納得と先進的な行政指導がかなえたものだと感じます。
【高木】多くのまちづくりを金融側からご覧になってきたかと思いますが、 幸手市だったらどうすればよいでしょうか?
【堀内】失礼な話ですが、赴任する前は幸手がどの辺にあるか知りませんでした。
ハッピーハンドという事業についても、
かすかな記憶でしかありませんでしたし、
唯一、桜が有名なところといった印象でした。
「あっ、その名前聞いたことある」というふうに名前がもっと
売れるようなアイデアやアイデンテティーが欲しいですね。
幸手として幸せの手を全国ネットにのせて欲しいものです。
また、商業地で行くのか、観光地で行くのか、
または、住居地でいくのか、というような方向性が必要だと思います。
あさひ銀行も数ある銀行の中で、住宅ローンにおいてはナンバー1を
自負しております。これからの時代には特徴や
イメージづくりが重要だと思いますね。生意気なようですが、
幸手市も何をイメージするのか決定打が欲しいと思います。
市内でまちづくりに真剣に取り組んでおられる多くの方々と
接するたびに一日も早く実現して欲しいと思うものです。
【高木】決定打ですね。ところで、ご自身の特技や趣味などは?
【堀内】アウトドア派で、海釣りやキャンプが大好きです。
特に海釣りは四年前に始めたのですが時間とお誘いがあれば一番
はまっている趣味です。先般も、
鹿嶋へ行ってきましたが釣果は3.5kgの平目とソゲといって
平目の小さいものが二枚あがりました。
平目は一枚あがったら上出来と言われているものなので、
大満足な一日でした。
年二回は大島や新島へ行ってヒラマサやワラサといって出世魚で
ブリになる魚やイカを狙います。
キャンプは家族で出掛けますが時間がなかなかとれませんね。
【高木】「釣果で一杯!」という感じでしょうか。
それではお友達をご紹介ください。
【堀内】まだ幸手に赴任して浅いものですから多くの方を存じ上げているわけ
ではありませんが、海釣りにご一緒させていただいた釣り仲間の森田一郎さん
を紹介させていただきます。森田さんは五霞町にお住まいで幸手駅前にて
森田接骨院を開業されております。
根っからのスポーツマンでバイタリティーあふれる方です。
【高木】ありがとうございます。とても豪快な方でしたが、 十六才からアマチュア無線をやったり、
インターネットやモバイル全盛の現在ですが、 以前のパソコン通信時代からのパソコン通で、
自分で作ってしまうほど器用な方です。 夢は大海原でトローリングをして、かじきマグロを釣ってみたいと、
にこやかに話される姿は少年の輝きを感じさせていただきました。