2001年9月9日



秋場 英雄さん 頭を垂れはじめた稲穂に赤とんぼが舞う季節が到来しました。朝夕過ごしやすくなり暑い夏も残りわずかです。今日の友達の輪には幸手都市ガス且ミ長である藤倉孝治さんよりご紹介いただきました不動産鑑定士の秋場英雄さんに登場いただきます。藤倉さんとはゴルフ仲間ということで、スポーツの秋ぴったりなお話を伺ってまいりました。

武蔵野不動産鑑定所
所長 秋場 英雄さん
本紙取材 高木 康夫

【高木】こんにちは。藤倉さんからゴルフ仲間と伺ってまいりました。

【秋場(敬称略)】藤倉さんとは、私が幸手ロータリークラブに入ってから親しくさせていただいている方です。幸手ロータリークラブの中で、ゴルフ仲間として藤倉さんと市内の野口堂電気店の牛窪さん、測量士の中さんと私で自称「四人組」と言っているのですが、楽しくゴルフをしています。

【高木】不動産鑑定士のお仕事ってなんですか?

【秋場】一言で言えば建物や土地を評価する仕事です。最近は競売や相続のように法的な仕事がほとんどですね。また、会社などの法人で株主による役員への代表訴訟などが行われることもあり、法人として不動産の取得や売却などが適正な評価のもと取引が行われた証明に鑑定することも多くなりました。不動産鑑定士としては二十五年になりますがこの地で独立して十一年目です。以前は財団法人不動産研究所といういわゆる国の出先機関に勤務しておりました。笑い話ですが、結婚したばかりの頃トイレで上司と隣り合わせになり「君は新婚なんだってね。どこか、転勤してみる。仙台や金沢とか。」と言われ、妻に相談したら「それは金沢でしょ。」と新婚でしたので観光気分で転勤しました。(笑い)そこで、私はゴルフをはじめたのです。

【高木】
ご夫婦はアメリカで出会ったとか?

出会いは留学先
  アメリカで出会って

【秋場】私は大学卒業後、ロスアンゼルスの大学に留学していました。現地の友人が日本から学生を受け入れ英語学校の経営を始めたのです。彼は第一期生としてロス空港に到着する日本人の迎えに忙しく動いていました。どうしても都合がつかないらしく、入学する日本人のひとりをロス空港へ迎えに行ってくれないかと私が頼まれたのです。そこで出会ったのが私の妻です。妻も英語を学ぶために渡航費用を貯め、会社を辞めてロスに来たようでしたが、それが出会いですから縁は不思議ですね。三年前にロスに行った時、懐かしくなって自分の住んでいたアパートを見に行ったのですが、スラム化してしまい八階建てのアパートは金網で囲まれて、麻薬やドラッグの取引場所になってしまったそうです。恐くて車から降りられませんでした。昔から比べるとずいぶん治安が悪くなりましたね。

【高木】ゴルフは国際大会でも活躍されたと伺いましたが?どのくらいのペースでやられるのですか?

仕事がゴルフ?
   世界大会で優勝

【秋場】妻からは「仕事がゴルフで趣味が仕事でしょ」と言われますが(笑い)週一回は欠かさないようにプレーしています。最近、年齢のせいか体力の衰えを感じて、筋力トレーニングを行っています。全世界のロータリークラブのメンバーが集い開催されるロータリー世界ゴルフ大会があります。そこに夫婦で四年連続出場しました。はじめて参加しましたのは一九九八年パインハーストです。このコースは前年USオープンが開催されたコースで、約五百四十名参加しましたが、ハンデによってクラス分けされ、ディビジョンUというハンデ13以上の人たちの部門があるのですが、その部門で優勝してしまいました。妻も三位となりとても思い出深いゴルフ大会になりました。大会はプロの試合のように三日間で三ラウンドのゲームです。希望者は練習ラウンドが出来ますので、私たちは五日間で五ラウンドしました。優勝できたのは練習の賜物でしょうか。翌年、一九九九年はアイルランド、二○○○年はスイスでしたが、両年とも成績はふるわず楽しい観光旅行になりました。特にスイスには九名で参加しましたのでゴルフの後のモンブランやユングフラウ観光は楽しいものでした。今年はイギリスのリバプールで開催されました。成績のほうですが、妻が女性部門で優勝いたしました。これからも世界大会には毎年夫婦で参加しようと思っています。

秋場 英雄さん【高木】夢などは?

ゴルフ発祥の地で
    もう一回挑戦

【秋場】実はセントアンドリュースでゴルフをするのが夢だったのですが、今年、イギリスのロイヤルリバプールというコースでプレーしたときに、歴史ある名門コースは自分の腕では歯が立たないことに気がついたのです。ゴルフ発祥の地と言われるセントアンドリュースもそうですが、ロイヤルと冠がつくコースは歴史があるコースで、建物も古く、フェアウェイとグリーン以外は自然のままです。膝丈もあるラフに入ったら大変で、三打かかってやっと二m出すことが出来ました。ヨーロッパのコースは難しさが違いますね。日本のコースに比べたらハンデ10以上は違うでしょう。そして、雨と風です。アゲインストの風の中170ヤードのショートホールにドライバーで向かったのですが、届かないんです。本当に強い風です。ですから、セントアンドリュースでゴルフをする夢を一時やめたのですが、最近になってもう一回挑戦したい気持ちが涌いてきました。それから、夫婦でゴルフを楽しんでおりますが、ゴルフをからめて世界を旅したいと思っています。来年はポルトガルに夫婦で行ってゴルフをしてくる予定です。

【高木】うらやましいですね。それではお友達をご紹介下さい。

【秋場】幸手ロータリークラブで一緒の鷲宮にお住まいの白石荘さんを紹介します。二○○○年のスイスにも一緒に行った方です。写真が上手で、スイスでは美しい写真をたくさん撮ってくださいました。

【高木】ありがとうございました。

(仕事がゴルフと言いながらも、不動産鑑定士のお仕事は時間が制約されたものが多いようで、徹夜しての書類作成などしょっちゅうだそうです。ご本人曰く、「奥様が社長で私は社員」だそうで、娘さんもパソコンを使って徹夜作業のお手伝いもするそうです。スイスに行く時も、前日急にやらなければならない仕事が入ってしまい、急遽飛行機を変更して、ご本人だけが一日遅れで出かけられたそうです。密度の濃い分だけ時間の有効活用をされている国際的な方でした。)


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