梅雨も明け(?)夏真っ盛りの今日この頃です。夏の風物詩である夏祭りもお囃子の練習の音が各地で聞こえてまいります。さて、本日の友達の輪にご登場いただく方は魚和若社長船川高広さんからご紹介頂きました鈴木青果社長鈴木康之さんにご登場いただきます。鈴木青果さんはジョイフルアネックスにて八百屋さんを経営されております。
鈴木青果 アネックス店
店長 鈴木康之さん
本誌取材 高木 康夫
【高木】こんにちは。船川さんとは商工会青年部でご一緒のようですね。
【鈴木(敬称略)】商工会青年部にはまだ入ったばかりで何もわかりませんが、市内の商店の人たちと情報交換やイベントを通して接点が増えとても有意義です。当店は八百屋ですが、ジョイフル本田アネックス内と上高野にて鈴木青果店を営業いたしております。上高野の本店は以前小売もしておりましたが、現在は卸専門店として営んでおります。卸のほうは会社や大学、病院やレストランなどへ食材を卸しております。また、旬の野菜を使って無添加の自家製漬物も本店で製造しておりますが、お客様に好評を頂いております。当店の信条は自分の眼で商品を仕入、お客様に自信をもって良い商品を販売することです。ですから、毎日自分がトラックに乗って都内の青果市場まで出掛け、新鮮な商品を仕入れております。
【高木】フレッシュがポリシーですね。
【鈴木】そうですね。青果店は一日勝負ですから天候の影響もありますね。ですから、なによりも季節の旬材と長年培った自分の勘で売るべき商品を仕入れております。旬といってもハウスものなどは年間を通して出回っており、意外といつが旬なのかわからないものが多くなりました。今ですときゅうりやトマト、茄子、インゲン、さやえんどう、そして、とうもろこし、スイカにメロンなどがおいしい季節ですね。昔は朝どり野菜なども扱っておりました。鮮度が高くてとげが痛いきゅうりなどもたくさんありましたが、近隣の農家が減ってきたこともあって朝どりが出来なくなりましたね。また、旬材も農家の方々が少しでも高く売れるようにと前倒し生産になっております。参考までに春の旬材にはキャベツや大根、山菜に柑橘系のいよかん等があります。秋はじゃがいも、たまねぎ、かぼちゃにサツマイモ、桃、葡萄に梨ですね。冬の旬材はブロッコリー、白菜、ニンジンにリンゴやミカンなどです。それらと食べ方の提案もしながら商品を紹介しております。お客さんから「この間いただいたのおいしかったよ」といわれるのが一番うれしいですね。
【高木】季節を追いかけているのですね。
【鈴木】季節の旬材ですが、桜前線と同じように産地が移動しておりますので、それを見分けることも重要です。たとえば、メロンなどは熊本から始まって今頃は産地が東北のものになっています。その産地でも一番最初に成ったものが一番おいしいのですが、収穫した後にも二番目、三番目のメロンが成ります。うらなりと呼ばれていますが、同じ季節でも一番目とうらなりでは価格がまったく違うのです。ですから、旬でも安いものはうらなりだったりしますので、当店ではしっかりした眼で商品を選択し、お客様に販売しております。客商売はなんといっても信用第一ですから。それから、最近はイタリアン料理を家庭で作られる方が多くなったのでしょうか?ハーブやバジルなどパスタに使う食材を求める方が増えております。なるべく品揃えをしているつもりですが、事前にご注文頂ければどんな食材でも調達して来ますよ。
【高木】テレビなどの影響もあるそうですね?
【鈴木】お昼のテレビ番組でみのもんたさんが司会をやっている「おもいっきりテレビ」がありますが、ここで取り上げた商品はその日の午後から変な動きをします。ちょっと前のことですが、ブロッコリーの芽がガンに効くとやったら次の日から青果市場が大パニックとなるほどでした。最近ではゴーヤも長寿の秘訣とやったら、異常な売れ行きでした。スーパーやデパートの仕入れ担当であるバイヤーは必ずこの番組をチェックするそうですが、TVメディアの影響というのは凄いものですね。それだけ、主婦層にこの番組が観られているという証だと思います。また、夜の番組では「あるある大辞典」も商品が紹介されると次の日からの仕入れに大きく影響しますので外せない番組です。
【高木】面白いですね。イベントがあるそうですね?
【鈴木】幸手の夏祭りに合わせて商工会青年部のイベントで「八坂でわっしょい」という企画を準備しております。夏祭りも少子化の影響で子どもたちの参加が減って参りました。お祭りをバックアップしようという主旨で今度の土曜日の七月二十七日に東さくら通りで開催します。幸手駅入口交差点から国道四号線までの区間を歩行者天国にして市内の商店の皆様に各種露店を出店していただきます。午後五時から九時までの四時間ですが、どうぞ、ご家族連れでお立ち寄りください。私もどこかにいますので。(笑い)
【高木】楽しみなイベントですね。それでは、お友達をご紹介下さい。
【鈴木】食材卸部門で共にかかわることも多く、商工会でも一緒の野本清一郎さんををご紹介します。野本さんには妹が嫁いでいます。
【高木】ありがとうございました。これからも、旬材豊富な八百屋さんとして地域の皆様に喜ばれる店づくりを目指してください。ご祈念いたします。
(鈴木さんは小学校の頃から家業であった八百屋さんを手伝っていたそうで、高校を卒業すると同時になんの抵抗もなく、家業を父親から継承されたそうです。そして、一生懸命二代目として頑張っていらっしゃいますが、ここだけの話、現在、花嫁募集中だそうです。花嫁にはフルーツと野菜が食べ放題という特典も付いているそうですので、ご希望される花嫁候補者はどうぞ鈴木さんに声を掛けて下さい。「八坂でわっしょい」にも駄菓子屋の露店を出店するそうですので、そこにいらっしゃるようですから捜して声を掛けて下さいとのことです。そう言えばウォーリーを捜せというのがありましたね!)