2003年1月26日



 早いものですね。おせち料理を食べていたのが先日のようですがもうすぐ立春です。時を追うごとに日が長くなってまいりました。本日の友達の輪には竃口組専務取締役の野口英亨さんよりご紹介いただきました江森工務店の江森俊幸さんにご登場いただきます。江森さんはアウトドア大好きな江森工務店の二代目です。

江森工務店・ハッピーハンドハウス
二代目  江森俊幸さん
本紙取材 木康夫

【高木】こんにちは。野口さんから上高野神社敬神会で会長を務め、とてもお世話になっている方と伺いました。敬神会とはどんな会ですか?


【江森(敬称略)】新春からこのようなインタビューで戸惑っておりますが、よろしくお願いいたします。野口さんとは敬神会のほか青年会議所、消防、ソフトボールなどで一緒に活動しております。敬神会は今から五年ほど前に上高野神社のお祭り期間中にお神輿を担ぐ仲間達で作ったものです。野口さんのお父さんが木遣りを唄っていますが、それも継承しようと木遣りの練習も行っております。昨年は宝くじ基金からお囃子の道具一式(大太鼓一基・小太鼓二基・笛・鉦)を寄付して頂きました。直径80cmくらいの大きな太鼓で、上高野神社のお囃子も充実してまいりました。江森俊幸さん

【高木】お仕事は工務店ということですが?

父親の後を継ぐ
    二代目大工

【江森】基本的には大工です。父親が創業した工務店の後継ぎです。現在の仕事は注文建築が中心です。しかし、長引く不況は私たちの業界でも同様で、勝ち組、負け組がはっきりしてきております。今は生き残りを賭けた時代ですね。そこで、知恵を絞ってより良いものを提供していこうと、同業で親しくなった大利根、久喜、栗橋の仲間と幸手の私という構成で「ハウジングネットワーク」という四人の会を作りました。ショールームを借り切って住宅フェアや合同展示会などを開催し、勝ち組に残れるよう日夜研鑚しております。私たちのコンセプトは木を活かした永く住める健康的な家作りで、リフォームから新築まで地元で安心して頼める大工を自負しておりますので、ぜひお任せいただければと思っております。お見積もりも無料ですから、お気軽にお尋ね下さい。

【高木】人との交流がお好きなようですが?

洋上スクールの
     参加体験

【江森】今から二十年くらい前のことですが、埼玉県主催で「若人の船」や「青年の船」といった洋上スクールがありました。船に乗って同じ時間を多くの仲間たちと過ごしながら、船上でのプログラムを体験して、友情と研修と目的地の見学を行うものです。私は沖縄やバンコク、シンガポールといった洋上スクールに参加することが出来たのですが、この時に培った人と人との交流や出会いのすばらしさが自分の人生に大きな影響を与えているように感じます。同じ時期にはじめた趣味のひとつにスキーがあります。滑ることも楽しいのですが、多くの仲間たちと一緒に時間を共有したり、そんなことが楽しくてかれこれ二十四年になります。この楽しさを子どもたちにも教えてあげたいと思い、子どもたちが生まれてから毎シーズンスキーに連れて行っております。今年は、家族全員が一緒にどこからでも滑ってこられるようになりました。

【高木】青少年相談員もされていたと伺いましたが?

自然の脅威
まざまざと体験

江森相談員は二十歳のころに誘われて入りました。最初はお手伝いのつもりでしたが、当時は子ども会活動が活発な頃で、市内の子ども会と一緒になってキャンプやゲームなどの指導をしていました。キャンプは大好きでしたので、青少年指導員の仕事がだんだん楽しくなっていったことが思い出されます。特に権現堂にキャンプ場が開設されたこともあってシーズンになると連日キャンプ場は大盛況でした。苦い体験もしました。夏のことでしたが、中学生を伴って中禅寺湖畔にキャンプに行ったことがありました。天候が崩れる予想もあったのですが、日程変更も厳しかったのでキャンプは予定通りスタートしました。ところが、天候が大幅に崩れ、しかも台風の直撃にあってしまったのです。キャンプ場は大雨となり、中禅寺湖が増水して私たちがテントを張っている湖畔が浸水し始めたのです。とっさに中学生をバンガローに誘導したのですが、湖畔の大木が強風にあおられてばたばたと倒されていくのです。これはバンガローも危険と感じ、その倒れる木を避けながら近くにあった養魚場の施設に避難しました。この時は自然の力に唖然となりましたね。子どもたちの避難が終わり翌朝、バンガローから湖畔を見ると、大木が何本もなぎ倒されており、テントは中禅寺湖に何張りも浮いていたことが印象に残っております。自然を侮ることはとても危険ですし、事前の情報収集も大切なことと身をもって学ばせていただいた体験でした。迎えに来た幸手市のバスが増水で橋も流され湖畔まで入れなくて、やむなく遊覧船に乗って帰ったことも貴重な体験でした。江森俊幸さん

【高木】凄い体験でしたね。夢などは?


江森仕事が充実しておりませんと他のボランティア活動も出来ませんので、まず、第一に仕事を更に充実させることが夢の第一歩だと思っております。現在、久喜新道に面して新しいお店を兼ねた事務所を建設準備中です。お客様が気軽に来られるようなお店作りが夢でしたので、やっと、願いが叶いそうです。今年の夏頃には完成させようと進めています。それから、子どもたちの夢を応援してあげたいですね。三人の子どもたちも親の影響でしょうかスポーツ大好きな子どもになっております。全員野球をやっておりますので日曜日はもっぱら野球の応援で家族一緒の時間を持っております。幸手市内の少年野球チームは強豪が多くて、子どもたちが所属している上高野クリッパーズは県大会で三位になりました。他にも吉田ジャガーズが県大会に出場しました。

【高木】ではお友だちをご紹介ください。


【江森】同じ江森姓で、親戚ではないのですが、私が若い頃、青少年相談員に誘ってくださった江森敦夫さんをご紹介いたします。江森敦夫さんは市役所に勤めホノルルマラソンやボストンマラソンなどに出場するスポーツ万能選手です。

【高木】ありがとうございました。地元の信頼できる大工さんとして益々のご活躍期待します。


(現在は体育指導員もされているそうで、青少年相談員や洋上スクールなど子どもたちの指導や前向きな体験を通じて、ご自分の人生を大きく成長させてこられた印象を強く感じた方です。)

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