2003年4月20日



 多くの人出で賑わった桜のシーズンも終え、菜の花が取り残されたように風にゆれています。さて、本日の友達の輪には(社)日本さつき協会の常務理事を務める中村正之さんよりご紹介いただきました黒田工務店の黒田且巳さんにご登場いただきます。黒田さんは猟銃を趣味とされている方です。

黒田工務店代表
黒田 且巳さん
本紙取材
木康夫

【高木】こんにちは。中村さんから「我が家を建てて頂いた方」とご紹介いただきました。今日はよろしくお願いいたします。


【黒田(敬称略)】中村さんはお客様でもあり、私の全てにおいての先輩でもあります。私は趣味がハンティングなのですが、中村さんも以前やられておりましたのでそれも共通の話題のひとつです。今日はよろしくお願いいたします。

【高木】黒田さんはハンティングが趣味なのですか?

スキーから
   ハンティングに

黒田且巳さん

【黒田】若い頃はスキーに夢中だったのですが、二十歳のときにスキーで足を骨折してしまいました。回復はしたのですが、その後スキーから遠ざかるようになってしまったのです。その頃、羽生にいる友人が射撃を始めたのですが、話を聞くうちに興味を感じてしまい、クレー射撃を始めたのです。それ以来、今年で二十八年目になりますね。

【高木】クレー射撃ですか、すごいですね。どちらでやられるのですか?また、競技会などに出場されたりするのでしょうか?

【黒田】栃木県にある日光射場で行なっています。日光と言いましても東北自動車道の栃木インターを降りた都賀という付近ですのでそれほど遠いところではありません。クレー射撃は競技もありますが、私の場合は競技に出ることは考えておりません。狩猟期間外での練習としてときどき通っています。

【高木】猟銃を所有するのは許可が必要ですよね。また、ハンティングはどちらでやられるのですか?

厳重な管理下での
    鉄砲所持

【黒田】そうですね、警察に届けを出したり、公安委員会の講習会を受講したり、適性検査や学科試験もあり、それらを満たした上で申請を行ないますと銃砲所持の免許が発行されます。狩猟用として散弾銃を所有していますが、散弾の購入数や使用数、使用期間の報告も義務付られており、管理には万全を期しております。猟場ですが、ずいぶん昔の話ですが、始めた頃は幸手周辺でも出来ました。でも、自然環境が変化して、現在は住宅も増えて獲物もいなくなりました。この辺が狩猟場だったという名残りで、「ハンターのみなさまへ」という看板が立っているのをご覧になった方もいらっしゃると思います。まだ、立っているところもあるはずですよ。気にされて捜してみると「えっ、こんな場所に」なんて発見もあります。最近は群馬県や長野県、栃木県などに行ってハンティングを行なっています。

【高木】猟期がありますね、解禁はいつなのですか?

ハンティングの楽しみは
      犬との一体感

【黒田】狩猟の解禁は毎年十一月十五日から二月十五日の三ヶ月間となります。生態系に影響しないように繁殖の時期などを避けて決められたものですね。ハンターたちは解禁日を待って、それ以前に準備を重ねている方が多いですね。また、ハンティングには愛犬を連れて黒田且巳さん行きます。私は解禁前に下見と犬の訓練を兼ねて狩猟ポイントチェックをしています。猟犬はポインターやセッターという種類です。毛の短いのがポインターで、長いのがセッターです。セッターは寒さに強く雪山にも入れます。我が家にも二種類いましたが、セッターのほうは亡くなってしまいました。ハンティングの楽しさはその犬たちとの一体感といっても過言ではないと思います。猟犬はハンティング用に教育するのですが、子犬の頃から育てるのです。猟犬は獲物を見つけると三十m近くまで寄って行き、獲物の方角を睨んでシッポをピンと立てて獲物を抑えこむのです。そのシッポを立てて目標を示す姿勢からポインターという名前がつけられたのです。そのシッポを目印に獲物の方角を確認して銃を構えるのです。そして猟犬に合図をかけると、獲物を脅かすのです。驚いた獲物が飛び立った瞬間に構えていた銃で撃つのです。

【高木】どんな獲物がどのくらい獲れるのですか?

ルールを守って
  愛犬と共に山歩き

【黒田主にキジやヤマドリです。ハンティングにはルールがありますがその一つにメスは獲ってはいけないのです。繁殖のことを考えてのことでしょうね。例外ですが、鴨はオスでもメスでも可能ですね。また、一日に二羽しか獲ってはいけないのです。これも、乱獲を防ぐためでしょう。しかし、一日山歩きをしても獲れないときのほうが多いのが現実です。獲物たちも動きが鈍くなる冬の時期に入っていますし、キジなどはめったに飛びませんので、普通は草むらを歩いていますから、探すことさえ難しいのです。運良く猟犬が見つけてくれればラッキーですね。うまく狩猟できた日などは自宅に持ちかえって、キジ鍋にしたりしていただきます。私はおいしいと思うのですが、家族にはあまり評判はよろしくないようですね。(笑)また、今はあまりしませんが、剥製にすることもありました。

【高木】少しお仕事のことを伺いたいのですが?


黒田私は木造建築を主として昭和五十一年に独立しました。ハンティングと同じ二十八年になりますが、最近は仕事が減ってきておりますね。不況の風を強く感じます。当社は幸手を中心に久喜、杉戸、宮代を拠点に木造建築を行なっております。宣伝に ネりますが、当社のモットーは「住まいのことなら新築から修理まで」を掲げております。最近リフォームが多くなってきていますのでなんでもお気軽にお問い合わせ下さい。お問い合わせは0480(42)2366までどうぞ。

【高木】ではお友だちをご紹介ください。

【黒田】先輩になりますが、私の整髪をしていただいております「ハット」という理髪店の小森谷俊雄さんをご紹介します。お店の内部もにぎやかですが、話題が豊富で多趣味な方です。

【高木】ありがとうございました。木造建築の技を持って益々ご繁栄下さい。ご活躍をお祈りいたします。

(黒田さんは忙しい中、時間を作っては射撃やハンティングに行かれているようでポインターの愛犬メリーちゃんと一緒に野山を歩くことがとても楽しいと笑顔でお話下さいました。)

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