朝の通勤通学ラッシュに衣替えをした学生さんたちがフレッシュに感じる季節です。やはり、月日が進むのは早いものですね。衣替えも明日に控えた今日は六月一日です。さて、本日の友達の輪には拠田土建工業の中田和夫さんからご紹介いただきました三陽不動産且謦役の三牧信吾さんにご登場いただきます。三陽不動産鰍ウんからは三人目のインタビューです。
三陽不動産
取締役 三牧 信吾さん
本紙取材
木康夫
【高木】こんにちは。三陽不動産さんには過去お二人が「友達の輪」に登場いただいております。三牧さんが同じ会社から三人目ということで、この企画はじまって以来のことです。さらにはご兄弟でのご登場も二組目ということですから、三陽不動産さんのお付き合いの広さを感じさせていただきます。本年は(社)幸手青年会議所(幸手JC)の理事長だそうですね。お忙しい中、よろしくお願いいたします。
【三牧(敬称略)】いつもお世話になります。おかげ様で幸手JCも今年で創立二十周年を迎えました。その年に理事長を務めさせて頂きます事はとても光栄でもあり重責でもあります。本年、幸手JCではまちづくりの出来る人材育成を最重点として「千人の力事業」と銘打ちたくさんの市民に関わりを持っていただく事業を計画しております。本年も七月十三日に記念式典や講演会の開催を行ったり、二〇〇一年十二月に開催したクリスマス事業のような夢のあるものも企画したいと思っております。それから、ラオスの子どもたちと日本の子どもたちの間で絵による交流を行いたいと考えております。まず、幸手周辺地域の子どもたちに画用紙にクレヨンでも水彩でも何でもOKですからラオスの子どもたちに贈る絵を描いて欲しいのです。描いていただいた絵は返却できませんがラオスに届けて、代わりにラオスの子どもたちが描いた絵を送って頂きます。絵で国際交流をしようという企画です。六月一杯受付しますので当社までご持参ください。詳しくは(42)4485三陽不動産且O牧信吾までお願いします。
【高木】子どもたちの国際交流ですね。奨学金で里親制度も行っているとか?ダルニー奨学金ですか?
【三牧】ダルニー奨学金は、「個人」と「個人」が一対一で結び合う、「相手の顔が見える」国際協力です。寄付を頂ける皆様から一万円お預かりして、年間1,500バーツ相当の奨学金としその地域で最も必要性の高い教育を支援するという方針で「ラオスのダルニー奨学金」は小学校3年生から5年生までの3年間を支援し「タイのダルニー奨学金」は、子どもたちの中学進学を支援します。そして、皆様がご支援下さる奨学金は奨学生の写真付き報告書が届き、ご自分の寄付金が里親としてどの子のために役立っているかがはっきりわかる仕組みになっております。私もダルニー奨学金に共感していろいろな方にお奨めしたりお願いしたり個人的に関わっていました。その里親のひとりでもありアパートの管理業務でお世話になっている古屋よ志子さんという方より、若かりし頃に亡くされたお嬢さんを思って貯蓄した六百万円を愛娘のためにも世の中に役立てたいので協力して欲しいと言われたのです。そして、里親になっているラオスの子どもたちに学校を寄付したいと相談されたのです。
【高木】学校の建設ですか?
【三牧】ダルニー奨学金を取り扱っている日本民際交流センターというNGOでは、学校建設支援も行っていましたので古屋さんもダルニー奨学金報告などの記事でご覧になってのことと思いました。早速準備に入り古屋よ志子基金を設立してラオスのカムアン県ラオカー村の子どもたちに学校を建設するプロジェクトが立ち上がりました。おかげ様でやっと完成して七月十四日から四日間かけて古屋さんと共に青年会議所メンバーと贈呈式に参加してまいります。古屋さんにとっては八十五才で初めての海外の旅です。私たちがサポートしながら行って参ります。ラオスの学校には「この校舎は日本とラオスの友好親善のために愛娘けい子を記念する基金によって建設された」という記念プレートもラオス語で準備されました。ですから、日本の子どもたちの絵もたくさん持っていけたらと思っております。
【高木】子どもたちの笑顔に期待が膨らみますね。お仕事について伺いたいのですが、六月より市街化調整区域の集落区域内に住宅建設が出来るようになったと伺いましたが
【三牧】そうですね、六月から法改正がありまして、一言で申しますと、農地が宅地になるということです。もちろん一棟建てるのに三百平米の土地が必要であるとか条件はありますが、今まで利用目的が農地もしくは分家など特定のものにしか転用できなかったのが、転売目的でもアパートの建設でも出来るようになりました。ですから、視点を変えれば地権者がまちづくりを提案できることにもなるのです。それには、専門知識を持った人たちが大いに関わって欲しいのです。デザイナーマンションが価値観を生み出すようにまちづくりにも専門的知識を持ったプロフェッショナルがコラボレーションして新しいものを作っていく時代と感じております。
【高木】期待します。ぜひ、頑張ってください。ところで、ご兄弟でオートバイが趣味だそうですが?
【三牧】そうですね。私たちの実家は九州熊本ですが、いつかは兄と二人でオートバイで行ってみたいと思っています。私は現在1000ccのホンダバラデロというオフロードタイプに乗っておりますが、年二回春と夏にツーリング仲間と走ることが楽しみになっております。一回のツアーで500km〜800km走破します。共通の趣味というのはとても良いものですよ。十九才から六十才までの幅広いメンバーとコミュニケーションできるのですから。
【高木】楽しそうですね。ではお友だちをご紹介ください。
【三牧】ツーリング仲間の鳥海孝雄さんをご紹介します。鳥海さんは「アルファ」という企業名で出荷代行業を行っております。
【高木】ありがとうございました。JC活動や国際交流の分野で更なるご活躍を期待します。
(三牧さんは清潔感あふれる真っ直ぐな印象の方で、何事にも積極的にチャレンジされる好青年でした。若手のリーダーとしてより良いまちづくりを期待します。。)