2004年10月3日



 彩の国まごころ国体も夏季大会が終了し、十月二十三日からは秋季大会が開幕します。幸手市においては新体操が開催され、久喜市ではバドミントンが開催されます。目指すは「700万県民総参加」という事で、多くの市民がボランティア参加している国体です。さて、本日の友達の輪には元体育指導員の植竹惣吉さんよりご紹介いただきました高花和英さんです。高花さんもボランティアで国体参加されているおひとりです。

葬儀式場あさひホール 
代表取締役 高花 和英さん
本紙取材 木 康夫

【高木】こんにちは。植竹さんから体育指導員でご一緒だったと伺ってまいりました。よろしくお願いいたします。


【高花(敬称略)こんにちは、よろしくお願いいたします。植竹さんは体育指導員として色々ご指導いただいた尊敬する先輩です。

【高木】国体期間中、お忙しかったようですが?
高花和英さん

【高花】夏季大会のカヌー競技会が行幸湖にて開催され体育指導員としてそのお手伝いをしました。大会前の公式練習日にカヌーの重さやライフジャケット、パドルなどの安全点検を行う検艇員を務めました。カヌー競技では艇が軽い方が有利で規定重量不足や協会の公認シールの無い場合は失格となります。本大会では競技終了後のシールの確認と重量の検艇が主で入賞者は検艇が終えるまで艇を持つことも許されない厳しさでした。アテネオリンピックに出場した選手の検艇では少し緊張しましたが良い思いでとなりました。また、これから始まる新体操競技でもお手伝いをする予定です。皆さんも選手の応援よろしくお願いいたします。

【高木】お仕事について伺いたいのですが?

なんである アイデアル
 際物店から葬祭業へ

【高花】父親は色々な商売をしましたがどれも長続きしなかったそうです。これではいけないと独学で傘づくりを覚えながら料理屋さんや旅館、小中学校などから注文をいただき「カラ傘」の製造販売を始めたそうです。当時は○○中学校などと、「から傘」に名称を書いていました。しかし、工賃が安いので収益はあまりあがらなかったようです。ある時、役所からアイデアルという企業が折りたたみ傘を開発したという話を聞き、早速、折りたたみ傘を販売するようにしましたら、これが大ヒットでした。しかし、傘は売れるシーズンがあるものですから、暇なシーズンにも商売をと考え、雛人形や五月人形、ちょうちんや造花を取り扱うようになりました。どれも季節が限られた商品でしたので「きわもの屋」と呼ばれました。

【高木】現在は葬祭業もされていますが?

サラリーマンになる予定が
 親の涙にあとを継ぐ

【高花】人形の売れる約半年間と傘の売れる梅雨時は忙しいのですが、あとの半年はたいしたことがなく、安定した収入のない商売は魅力がなく継ぎたくないと考え、高校卒業時に銀行に推薦をいただく予定でしたが家庭訪問で、このことが両親に知れてしまい「長男が継いでくれなかったら…」と母親には泣かれました。それで、親を悲しませることは出来ないと観念して家業を継ぐことにしました。そして、当時人形協会の会長をされていた岩槻の宝玉さんに修行に行ったのです。宝玉さんは人形部門と造花部門がありてっきり人形の勉強をするものと思っていましたが、両親から造花の勉強をさせて欲しいと頼まれていたらしく花輪などの製作を学ばされました。それで、戻ってきてから造花を始めたのです。その後、葬儀の花輪だけでなく祭壇や棺なども取り扱って欲しいとお客様から要望され、現在の形になりました。昔は葬儀というとご近所の方たちがお寺に行く人、役所に行く人、祭壇を借りに行く人など分担してくれました。しかし、核家族化と斎場の利用度が高まるにつれ私たちのような職業が担い手となってきました。

【高木】万が一のことがありましたらどうしたらよいのですか?

電話一本で
  迅速に対応

【高花】万が一のことがありましたら、私どものような葬儀社に電話連絡を頂ければ直ちに出動できるようになっております。私たち葬祭業には深夜の時間帯の方が依頼されるケースも多く、大抵二四時間体制で待機しております。そして、第一報が入ってからすべてがスタートします。まず、病院などに搬送車で赴いてお乗せしてご自宅又はホールにお連れいたします。それから、打合せに入りますが、希望することははっきり言って適切なアドバイスを得る事と、一番大切なことはあまり無理をせず、予算内で葬儀をすることが後悔しない秘訣です。身内だけで執り行う小さなお葬式や個性を活かしたオリジナルな葬儀やお別れの会はお客様のそれぞれの声を反映できる葬儀のかたちを考えていきたいと思っています。葬祭業になって一番良かったことは喪主さんやご家族に大変良くやっていただいたと感謝され、それまでの労が報われたときです。宣伝になりますが、私どもでは入会金無料で事前相談や割引特典のある会員募集も行なっております。ご希望でしたら、中四丁目にあります高花葬祭又は葬儀式場あさひホールまでお気軽にお越し下さい。

【高木】きわもの屋」から、現在の葬祭業へとずいぶん仕事の重心が変わってきましたね。これからの夢などありますか?また、趣味などは?高花和英さん

【高花】夢ですか?仕事の上ではあさひホールをもっと使いやすいホールにしていくこと、個人的には旅行ですね。昔はきれいで優しかった妻(失礼しました!今もです)と長身で足の長い長男、美人になってきた長女、4人で海外旅行にでも行ってみたいですね。それから古くてちょっと曲がってきた家を家族のためにも建て直したいですね。趣味ですか?今では休みがなかなか取れませんから、自分の時間がなくなってきましたね。本当は釣りが大好きなんですが、最近は行けませんね。また、ゴルフや長い間やってきたバレーボールも時間が取れなくなってきて現在は出来ません。仕事が趣味になっちゃってますね。(笑)あと、父親が中国で覚えてきた直伝の水餃子作り。具と皮も作ります。これはうまいですよ、今度木さんにも食べてもらいたいですね。

【高木】本当にお忙しいようですね。お体にはお気をつけ下さい。それでは、お友達をご紹介下さい。


【高花】千塚にある旭設備の白石愛祐美さんを紹介します。白石さんは私が高校生のバレー部のコーチをしていた時の生徒です。

【高木】ありがとうございました。これからも、地域に根ざしたお仕事で社会貢献頂きたいと思います。
(とても穏やかでどんなことにでも優しく相談にのっていただける感じの方でした。)




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