春の象徴である権現堂のさくらまつりもいよいよ今日までとなりました。読者の皆様にはさくらのトンネルの中を散策された方も多いことと思います。さて、本日の友達の輪にはくすりやさん「和来和来」の関昌子さんからご紹介いただきました小栗みどりさんに登場いただきます。小栗 みどりさんはインテリア・デコレーターとしてまた福祉住環境コーディネーターとして活躍されている方です。
鰹ャ栗
インテリア デコレーター
福祉住環境コーディネーター 小栗 みどりさん
本紙取材 木 康夫
【木】こんにちは。関さんからお店を開店するにあたって恩人とご紹介いただきました。よろしくお願いいたします。
【小栗(敬称略)】恩人だなんて、そんな大げさなことではないのですよ。毎年、当社の講座の参加者たちとバスツアーを企画しているのですが五年前、益子焼きのツアーのときに、お友達三人と関さんで参加されたのです。それ以来、楽しいお付き合いをさせていただいております。その時に「自分も五、六年先に商売がしたい」とお話されていたので、たまたま知り合いの空き物件をご紹介したらとんとん拍子で開店まで進んで、そのパワーには本当に驚きました。私も以前から「まるかん」の商品を使っていましたので、今では「和来和来」さんのお客として美容と健康面でアドバイスいただいてます。
【木】お仕事について伺いたいのですが?
【小栗】私は昔から人をおもてなしする事が大好きで、テーブルセッティングとキャンドルに凝っています。お花をあしらったりテーブルクロスやマットなどで季節感あふれるテーブルセッテイングに、キャンドルのあたたかな灯かりで、友人達とお茶を楽しんだり、食事を楽しんだりするのです。また、ホームパーティやイベントなどの企画をすることも大好きで、このような生活まで楽しめるコーディネイトを、仕事を通じて提案して行きたいと思っています。現在の仕事はインテリアとライフケアサービスをミックスしたような業務です。インテリアではカーテンや壁紙や床など、お客様がイメージする環境づくりを提案します。家具の配置や調度品などとても奥行きが深いものです。最近はインテリアにこだわったお客様も増えており、イメージを具現化するお手伝いをさせていただいております。パソコンを使ってより具体的に3Dなイメージを作成して提案しております。また、インテリアは大工さんの仕事を知らなければ手配できないところもあります。現場に何度も足を運びお客様のイメージを100%反映出きるように取り組んでおります。
【木】学ぶことがたくさんですね。福祉住環境コーディネーターですが?
【小栗】福祉住環境コーディネーターですが、介護保険制度を利用して要介護の方たちに手すりなどの増設やバリアフリー化の住宅改修など、住環境を中心に要介護の方や介護される方々の要望に応えるようなプランニングをさせていただいております。案外知られていませんが、二十万円まで介護保険で費用負担が出来るのです。でも、要介護の方々の病気やその症状なども知らなければ適切なプランニングが出来ません。そこで、仕事が終わってから新宿の専門学校に一年間通いながら勉強しました。現在、福祉住環境コーディネーター二級という資格を持っておりますが、更に勉強して一級を取得しライフケアサービスの充実を図りたいと思っています。なによりも、利用される人の立場での配慮が必要なんです。
【木】突然ですが長嶋名誉監督に理想の女性と言われたと伺いましたが?
【小栗】古いお話ですね。(笑)私は秋田で生まれ、福島で育ったのですが、学生時代からアルバイトでミッションスクールのアルバムモデルや東北テレビの写真撮影モデルなどをしていました。もともとは放送関係の仕事につきたくて、ラジオ福島のアナウンサー試験を受けて合格したのですが、そのころテレビで「ザ・ガードマン」という番組をやっていて女性ガードマンにあこがれたのです。たまたま、叔父が東京で日本警備保障(現在のセコム)の中央管制塔に勤務しており、ザ・ガードマンにあこがれて二十二才の時に東京の叔父の元に出て来たのです。ところが、日本警備保障では会社の社員募集のパンフレットモデルをすることになり、制服を着た自分が募集パンフレットに掲載されたのです。今でもセコムのCMには長嶋茂雄さんが出演されていますが、当時から長嶋さんがCMに出演されていて、パンフレットでもご一緒していただいたことがあるのです。当時の報知新聞に「私の理想の女性」というコーナーがあったのですが、その中で長嶋さんが日本警備保障の募集パンフレットに載っている女性が理想とお話し下さったのです。(笑)
【木】素晴らしいですね、長嶋さんの理想だったのですね。それでは、お友達をご紹介ください。
【小栗】細萱圭子さんを紹介いたします。細萱さんはフラメンコや押し花のインストラクターなどをやられている方です。
【高木】ありがとうございました。上級の資格取得をして住環境アドバイザーとして益々のご活躍を期待いたします。
(小栗さんは三年前に火災に遭われ、すべてを失われたそうです。しかし、家族やたくさんのお友達に励まされ、「暗いところに人は集まっては来ない」と感じ、仕事をして元気な姿を見せることが恩返しと毎日を楽しく生きようとプラス思考で歩んでこられたそうです。「住む人を豊にする夢のある空間を創りたい」と言う明るくそして演出力を感じる方でした。)