2006年6月18日



ワールドカップも開幕し、日本代表への応援に熱が入っている方も多いことと思います。日本代表にはグループ予選を突破して好成績を収めて欲しいものです。さて、本日の友達の輪にはアクセサリーデザイナー小阪尚子さんよりご紹介いただきました寒河江紀代子さんに登場いただきます。寒河江さんはエレクトーン講師をされており、ご自宅ではエレクトーンとピアノ教室を主宰されています。

エレクトーン講師
寒河江 紀代子さん
本紙取材 木 康夫

【木】はじめまして、小阪さんのお子さんがピアノを学んでいたと紹介されました。エレクトーン教室を開かれているようですが?


【寒河江(敬称略)】こんにちは。エレクトーン教室は八年前に開きました。私は三才から高校卒業までエレクトーンを習っていました。小学校高学年になった頃には将来の夢もエレクトーンプレイヤーでした。中学校二年生で指導グレードも取得したのですが、高校時代に英語に興味を持ち漠然とでしたが将来は英語を活かした仕事に就きたいと思うようになりました。それで、卒業時にはエレクトーンの道ではなく思い切って語学を学ぶ道へ進みました。

【木】エレクトーンプレイヤーから具体的に何に変わったのですか?

通訳ガイドを目指し
二足のわらじ

【寒河江】そうですね。専門学校時代に通訳ガイドになろうと思い始めたのです。それで、通訳ガイドの資格を取ろうと頑張りました。英語の専門学校に二年間通いながら、品川にあるパシフィックホテルに勤務して、英語を活かし電話交換の職に就き寒河江紀代子さんました。仕事は主に宿泊している外国の方への電話応対でした。専門学校卒業後も同職ですが職場を赤坂東急ホテルに移し、資格取得を目指していました。でも結婚して赤ちゃんが出来たものですから赤坂東急ホテルを退職し、通訳ガイドの道をあきらめることにしたのです。心の中では通訳ガイドをあきらめる理由が出来たみたいでホットしたことを思い出します。(笑)

【木】それで、再びエレクトーンを始められたのは?

進化する
エレクトーン

寒河江エレクトーンという楽器はピアノと違って、電子楽器ですから技術進歩で新しい機能が付加された機種が出ると買い換えなければならないのです。それで、買い替えが大変ですからあきらめてしまうケースも多いのです。子どもが幼稚園に通い始めた頃でしたが、ヤマハのEL-900という機種が発売されました。この機種は昔のエレクトーンとの互換性があるのが特徴です。それで、この機種なら自分も楽しめると思い、早速、主人にお願いして購入してもらいました。友人からも「頑張ってエレクトーンの先生になりなさいよ」と励まされ、長いブランクがありましたので指導を受け直そうと考えました。それで、高校生の時に習っていた先生を探しましたら、まだ、銀座の山野楽器にいらしたのです。それで、お願いしてレッスンを再開しました。現在、教室での指導にはCMでもお馴染みのヤマハSTAGEA(ステージア)を使っています。

【木】幼い頃の夢に還ったのですね。エレクトーンの楽しさってなんですか?

クラシックから
演歌まで

【寒河江】先生に「家で子どもたちにエレクトーンを教えたいのです。」と相談しましたらjet(全日本エレクトーン指導者協会)という組織があってオーディションがあるから受けなさいと言われ、合格して研修を受けました。エレクトーンの楽しさは一台でオーケストラを奏でることも出来るということです寒河江紀代子さん。左右の手足それぞれ違う音を出せる他、リズムをつけることも出来ます。クラシックからポピュラー、演歌まで奏でられます。デジタルな部分が入ってきているので初心者でも伴奏に合わせて演奏できます。現在、久喜市吉羽にある山手音楽院で講師をしている他、自宅で教室を開いております。生徒も幼児から成人まで幅広いですよ。

【木】コーラスもされているようですね。

ハーモニー重視の
女声コーラス

寒河江やはり八年程前になりますが、女声アンサンブル・クリオネというコーラスを立ち上げました。コーラスをやりたいと思ったのですが同年代のコーラスがなかったので知人や生徒のお母さんに声を掛けてスタートしました。指導して下さる先生も決まって三年前にファーストコンサートを久喜総合文化会館大ホールで開きました。日本の歌・宗教曲などをアカペラとピアノ、ハープの伴奏で歌いました。クリオネは現在十三名のメンバーがいます。無伴奏のハーモニーが映える曲が多く、少人数なので一人一人の声の重みが増します。三声又は四声のコーラスですから、それぞれがまっすぐ声を出さなければきれいなハーモニーがうまれません。練習はとっても大変ですが完成した時の喜びはその辛さを吹き飛ばしてくれます。今年はセカンド・コンサートを九月二十四日(日)の午後二時から久喜総合文化会館大ホールで開きます。今回はハープに変わってエレクトーンが加わります。私のアレンジした曲も一曲披露いたします。どなたでも無料でご覧いただけますのでどうぞお越しください。

【木】練習にも力が入りますね。ご趣味などは?

寒河江最近ですがジグソーパズルにはまっています。冬休みとか夏休みなどに2000ピースくらいの大作に挑戦します。二週間くらいで完成させるのですが、トーマス・キンケードの絵が好きでこればっかり六枚完成させました。最後のワンピースを入れるときに「やったー」という達成感に浸れますね。特に細かいワンピースごとに色彩が微妙に違うので箱に描かれている完成作品を見ながらまわりの枠から手がけるのです。完成した作品は糊付けして額に入れて飾ってあります。3000ピースなどという超大作もあるのですが取り掛かっている期間はパズルを広げっぱなしになるので場所がないと出来ませんね。

【木】もうすぐ夏休みですから次の作品に挑戦して下さい。では、お友達をご紹介下さい。

寒河江日本舞踊坂東流師範をされている活田桂子さんをご紹介します。幼稚園で親子共々仲良くさせていただいていたお友達です。

【木】ありがとうございました。これからも、エレクトーンやコーラスなどの音楽を通じて地域に貢献下さい。ご活躍をご祈念いたします。
(寒河江さんは音楽のアレンジもされているそうで、難しくて弾けない曲もその人に合わせてアレンジしてくれるそうです。また、幼児対象にピアノやバイオリンを始める前に音楽の下地を作ってあげるプレピアノという指導にも力を入れているそうです。




[Image :logo.jpg]