2007年6月3日



早いもので六月を迎えました。紫陽花の季節となり桜でにぎわった権現堂にも活気が戻ってきます。さて、本日の友達の輪には税理士の島田義男さんからご紹介いただいた松澤税務会計事務所の松澤久枝さんに登場いただきます。松澤さんは沢明日香さんという芸名で演歌歌手としてもご活躍されています。

松澤税務会計事務所
松澤 久枝さん
本誌取材 木 康夫

【木】こんにちは。島田さんからご紹介いただきました。会計事務所にお勤めだったと伺いましたが?


【松澤(敬称略)】はじめまして、こんにちは。島田先生には会計事務所でも歌手としても大変お世話になっています。

【木】歌手デビューをされたそうですが?どんなきっかけですか?松澤久枝さん

テレビ埼玉創業10年に
キム・ヨンジャの前歌を

松澤歌が好きでカラオケ大会などによく出て、優勝、準優勝、歌唱賞などたくさんの賞をいただきました。島田先生のところで会計事務のお手伝いと自宅で珠算教室も開いていましたが、平成七年ごろでしたか会計事務所の関係先がテレビ埼玉のスポンサーで、テレビ埼玉が創業十周年の年にあたり鬼怒川のあさやホテルで四百人位集まる記念パーティーを開くというお話があったのです。その時のアトラクションがキム・ヨンジャさんで、その他三名の歌手が前歌としてステージを受け持つという企画だったのです。テレビ埼玉のスポンサー企業さんが私を推薦して下さり前歌を歌わせていただくことになったのです。私にとっては大きなステージで歌えることはとてもうれしいことでした。それで、芸名をつけたほうがいいと言われ、珠算教室をやっていましたので松澤の沢と珠算の珠に美しいで「沢 珠美」という一回限りの芸名で歌を歌わせていただきました。

【木】歌手への夢みたいなものがあったのですか?

持ち歌の縁?で
歌手デビュー

松澤歌手になりたいということは思ってもいませんでした。ただ、歌が好きなことと、その後もカラオケ大会などに出ては賞をいただくものですから、島田先生が「持ち歌を持ったらどうだい。私が作詞してあげよう。」とおっしゃり、幸手の権現堂の親子順礼の碑を歌にして幸手市の活性化にもつなげようと「順礼桜」を書いてくれました。作曲は青木幸一先生です。不思議な縁でこの曲のおかげで徳間ジャパンから声をかけていただき歌手デビューという話が舞い込み、平成十三年三月二十五日に「沢 明日香」としてデビューとなったのです。ですから歌手になるなんて夢にも思わなかったことです。(笑)

【木】縁は不思議なものですね。文化使節として中国でも歌われたそうですね。ボランティアにも積極的と伺っていますが?

影響された演歌歌手
私も何かに役立てれば

松澤二〇〇二年五月二十四日でしたが日中国交正常化三十年記念として北京で「日中友好北京公演」が開かれました。その使節団として日本から60名ほどが中国を訪問したのです。その中に二名の演歌歌手も含まれその一人に選ばれたのです。とても光栄なことでしたが、「順礼桜」と「白い花の咲くころ」二曲を着物で歌ったのですがとても緊張したことを覚えています。また、歌を通じて日中友好に役立てると実感しうれしい気持ちにもなりました。私には尊敬している演歌歌手がいます。五家英子さんという栃木県出身の方ですが、この方はコンサートを通じてボランティアで車椅子を寄贈続けている方です。今年の五月には二百台を達成しました。平成九年に中国の浙江省(せっこうしょう)に車椅子寄贈のボランティア活動で連れて行っていただいたことがあるのですが、身体の不自由な方がいらっしゃれば自らおんぶしたり、本当に感動させ松澤久枝さんられました。それで、私も地域に何か役立てればと思い、毎年三月に権現堂で開催される「母娘順礼追悼歌謡発表会」で車椅子五台づつ七年間で三十五台寄贈させていただきました。今年はちょうど二百六回忌でしたが、百台まで続けられたらと思っています。。

【木】すばらしいことですね。地域への活動も熱心ですね。

施設慰問と
チャリティ歌謡ショー

松澤幸手学園や.平野の里、桜楓苑、しらさぎ苑などにボランティア活動で慰問に伺っています。デビュー以来毎月一回以上の慰問を行ってまいりました。みなさんとても喜んでいただけますね。また、幸手学園や平野の里の生徒たちには歌の練習をしてコンサートなどに参加してもらっています。生徒たちは一生懸命練習してコンサートの日を楽しみにしてくれます。衣装も手作りでみなさんおしゃれですよ。また、チャリティコンサートなども積極的に行っています。六月十七日の日曜日には北公民館で幸手歌謡連合会主催の「第二十二回社会福祉チャリティカラオケ祭り」に出演します。九月九日には春日部市民文化会館大ホールで神野美伽さんをはじめ十名の歌手による骨髄バンクチャリティ演歌祭りが開催されます。私も出演いたしますのでどうぞお越し下さい。

【木】お仕事についてお話くださいますか?

親の背中で
子は育つ

松澤私は四十年間会計業務に携わり、珠算塾を開いていましたこともあって、娘たちが自然に税務会計の世界に入ってくれました。中学生のころから母親の手伝いとして入出金伝票などをきらせていましたからむしろ当然だったのかもしれませんね。(笑)おかげで長女が二十七才で税理士の資格を取得して平成十六年四月に会計事務所を開業し、昨年五月に新事務所が完成しました。宣伝になりますが法人会計を得意としております。そして、相手の立場に立って考えられる心のある税理士を目指しています。ぜひ、ご縁がありましたらよろしくお願いいたします。

【木】読み書きそろばんは大切ですね。親孝行なお嬢さんたちですね。では、お友だちをご紹介下さい。

松澤幸手学園の理事長を務められている小河原文子さんを紹介します。

【木】ありがとうございました。これからも税務会計の得意な演歌歌手として地域活性と社会福祉活動として車椅子の寄贈を続けて下さい。心から応援いたします。
(松澤さんはお嬢さんが税理士として独立され、二番目のお嬢さんと松澤さんとで会計事務所を運営されているそうです。何事にも前向きでとても明るく若さあふれる方で、事務所を訪れたときには仲のよい美人三姉妹の会計事務所と感じたほどです)




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