2007年7月15日



今年は猛暑が予想されていますが、梅雨明け宣言もあと少しで本格的な夏になりますね。本日の友達の輪にはボランティア団体・心の輪「希望」の代表を務められている佐々木芳美さんからご紹介いただきました看護士の野本美保さんに登場いただきます。野本さんはマラソンを楽しんでいらっしゃる方です。

看護士 野本 美保さん
本誌取材 木 康夫

【木】こんにちは。佐々木さんから卓球で親しくさせていただいている方とご紹介いただきました。よろしくお願いいたします。


【野本(敬称略)】こんにちは。佐々木さんとは大門卓球場で知り合った間柄です。友達の輪はいつも読ませていただいておりますので私が紹介されたことに驚いています。よろしくお願いいたします。

【木】マラソンを楽しんでいらっしゃると伺いましたが。いつ頃から走られているのですか?野本美保さん

夫婦でウォーキングから
でも、走るの大嫌い

野本卓球仲間にマラソンやウォーキングをしている人がいて声をかけられたのです。それで、健康にもいいかなと思って主人とウォーキングを始めました。平成四年ごろでしたね。毎朝五時ごろから歩き始めるのです。二年間ほど主人とともに近所をウォーキングしました。主人は二年間やり続けたのですが、夏場の暑さに負担があったので、その後は私一人で歩くようになりました。あるとき、やはりウォーキング仲間から「走ってみない?」と声をかけられたのです。私は走るのが大嫌いでマラソンなどやったことがありませんでした。どうかなと思ったのですが、さくらマラソンに出てみないと声をかけられ、言われるままに5kmにエントリーしました。

【木】走るの大嫌いなのにマラソンに転向されたのですか?(笑) 初めて走っていかがでしたか?

マラソンのとりこに
毎朝10〜20km

野本三十分くらいで走れたのですが、「やった!」という達成感が体中にあふれました。初めての体験でしたが、もう病み付きになりましたね。それで、その年の秋に坂戸で開催されたハーフマラソン20kmに挑戦したのです。もちろん毎日練習しました。朝四時に起きてウォーミングアップして五時ごろから走り始めるのです。毎朝10km〜20km走りました。加須インターの入口まで走って折り返してきます。約一時間かかりますね。練習の成果もあって坂戸マラソンでは二時間を切るタイムで走れました。それからというものマラソンの魅力にとりつかれてしまい各地のマラソン大会に参加しています。(笑)

【木】どんなところに行かれたのですか?

ハーフマラソンで 
北海道へもエントリー

野本近いところでは加須の「こいのぼりマラソン」や春日部の「大凧マラソン」羽生の「藍染マラソン」上尾の「シティマラソン」など幸手の「さくらマラソン」同様、ネーミングも楽しいご当地マラソンに参加しました。また、北海道千歳で毎年開催されている千歳JAL国際マラソンや美瑛で開かれる美瑛ヘルシーマラソンにも参加しました。十年ほどハーフマラソンがほとんどだったのですが、フルマラソンに挑戦しようと決意して、二〇〇〇年十二月にホノルルマラソンにエントリーしました。とにかくいままで42.195km走ったことがありませんでしたから21kmからは未知の体験でした。
野本美保さん
【木】いきなりフルマラソンですか?すごい勇気ですね。いかがでしたか?

初の42.195kmは
ホノルルマラソン

野本とにかく走り抜けるかどうかが心配でした。日程はホノルルマラソンツアーで四泊六日でしたが、金曜日の朝到着して、土曜日までに時差ぼけを調整して日曜日の早朝五時がスタートです。当日は深夜一時半ごろには参加者にはモーニングコールがかかります。なんと言っても三万名以上の参加者がいる大会ですから観客もたくさんいます。また、クリスマスシーズンでもあり電飾やライトアップもきれいで、スタート地点であるアラモアナ公園は早朝にもかかわらず大いに盛り上がっています。スタート前には花火も上がって不安と緊張感でスターターの合図を待ちました。スターターのピストルが鳴り響くと一斉に走りますが、コスチュームパフォーマンスを楽しむランナーもいます。すごいと感じたことはスタートからゴールまでずっと観客が応援し続けているということです。参加者の家族や友人のための応援ツアーもあってポイントに先回りして声援をくれるのですが、走っている私たちには大きな勇気となってテンションを上げてくれました。高速道路の片側を走るところがあったりロケーションも楽しめましたし、初めてのフルマラソンでしたが疲れた感じがしませんでした。五時間を切るタイムでゴールできましたが、待ち構えていた主人は感動してしまい涙がとまりませんでした。とてもいい経験でした。

【木】スケールが大きな大会ですね。その後も参加されているようですが?

とっても楽しい
ホノルルマラソン

野本参加者には毎年参加している人も多いのです。「これを走らないと正月が来ない」なんて話している方もたくさんいらっしゃいますね。それくらい楽しいのです。以来03年04年06年と参加しています。主人も同じコースで10kmのウォーキングの部に参加して夫婦でハワイを楽しんでいます。すべて完走していますが、六十一才で参加した昨年は参加者24,547名中、女性は11,659名で4時間55分36秒で2,192位、60〜64歳の女性の部で36位になりました。ゴールするとレイとメダルとTシャツに認定証がもらえます。当日はレイとメダルを首にぶら下げ、Tシャツを着た参加者がホノルル市内にたくさんいて買い物したりしています。ほとんど日本人ですが共に走った仲間意識があるのも楽しいですね。最近足を痛めてしまい走ることが厳しいのですが、また、ホノルルで走りたいと思いますね。

【木】では、お友だちをご紹介下さい。

野本近所ですが、ランのお花を育てている野口悦男さんを紹介します。

【木】ありがとうございました。これからもマラソンを通じて健康的な楽しい人生をお過ごし下さい。
(野本さんはヘルパーで入った病院の院長先生に勧められて看護士の資格を取得されたそうで、三十三年間看護士として現在も活躍されています。日勤夜勤がある中でのお仕事で、ご主人の協力がなくては続けられなかったと話され、仲の良いご夫婦と感じました)




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