2007年9月23日



朝夕の風が秋らしさを感じさせてくれるようになりました。残暑が厳しかっただけに体が一息ついているかたもいらっしゃることと思います。さて、本日の友達の輪にはマルキヤ家具店の柳下君子さんからご紹介いただきました新谷芳枝さんに登場いただきます。新谷さんは市内で「オーロール東城屋」というパン屋さんを経営されています。

オーロール東城屋
オーナー夫人 新谷 芳枝さん
本誌取材 木 康夫

【木】こんにちは。柳下さんからおいしいパン屋さんでいろいろなアイデアと工夫でがんばっている方とご紹介いただきました。よろしくお願いいたします。お店はいつから続いているのですか?


【新谷(敬称略)】こんにちは。あまりお話しするようなことはないのですが、私でよろしいのですか?(笑)当店は昭和六年に義父が創業しました。創業時は向かいにある「あさよろず旅館さん」の隣にあった4軒長屋の中で開業したそうです。義父は東京にあった東城屋さんというパン屋さんなどで修行したと聞いています。定かではありませんが、その関係で東城屋さんよりお墨付きをいただき屋号を「東城屋」としたようです。

【木】それでは二代目に当たるのですね。焼きたてパンを扱うようになったきっかけなどあるのですか?新谷芳枝さん

二代目として
焼きたてパンのお店に

新谷そうですね。主人が二代目として現在の地で引き継ぎました。昭和四十八年頃だったと思いますが、そのころ幸手駅前に東武ストアが出来たのです。その翌年には東武ストア内で焼きたてパンのお店が開業しました。この頃、焼きたてパンのブームが始まったのです。全国で焼きたてパンのお店が続々オープンするのを見て、主人であるオーナーが「焼きたてパンをやってみたい」と思い始めたのです。それで、あけぼのパン潟Iーロール事業本部の指導のもと東京のFC店に住み込みで研修しました。そして、昭和五十年六月に焼きたてパンのお店として開店しました。

【木】開店前のお気持ちはどうでしたか?

新聞チラシと
チンドン屋

新谷とにかく、「焼きたてパンのお店が開店しますよ」という情報をたくさんの消費者に伝えなくちゃいけないと考え、当時、ご近所付き合いさせていただいてた木新聞店さんに折込チラシなどでお世話になり、また、チンドン屋さんにも力になっていただきお店をPRしました。今、チンドン屋さんは見かけないですよね。(笑)ところが、開店日は雨だったんですよ。少し不安になりました。でも、開店すると「どこからこれだけのお客様が集まってくださるのか」と思うほどたくさんのお客様にご来店いただいたのです。忙しくて大変でしたがうれしかったですね。

【木】そうでしたか。当社も木新聞店としてのスタートは東城屋さんのななめ向かいでしたから覚えていますよ。その後はどうでしたか?

無我夢中で今日まで
そして、三代目に

新谷新谷 開店後、材料の支払いなどが厳しくなる時もありました。月末が来ると支払が心配でオロオロしてました。でも、取引先からは義父時代からの信用もあ新谷芳枝さんって親切にしていただきました。あらためて信用は大切だなと思ったものです。そして、家賃がないということや主人と私とパートさん一人だけというスタイルでしたから、やってこれたのかなと思います。子育てと重なって、おんぶしながら仕事をしていた時期もあり、今考えると神業のようでなつかしいです。その息子も現在三代目として従事してくれています。オーナーの仕事をマスターし、これで、お嫁さんが来てくれたらうれしいのですが。夫婦で仲良く協力してお店をやって欲しいですね。

【木】三代目ですか。楽しみですね。お仕事は朝早いですよね。

姿勢はいつも
「まごころ込めて」

新谷朝四時から仕込みに入ります。主人と二人で分担ですが、主人は仕込みとパン焼きです。パンによって窯の温度が違いますので一日かけていろいろなパンを焼きます。私は平行して調理パンの具材の仕込です。そして、パンが焼けるとすぐ加工し、落ち着いたら今度は包装と、朝はあっという間に時間が過ぎてしまいます。当店でパンバスケットという三百円の商品があります。かごの形に焼いたパンに五個のパンが入っていますが人気商品です。時々お客様から多めの注文をいただいたりすると、朝二時くらいから仕込みに入らないと間に合いません。仕事は手間がかかるけど「まごころをもってやらなければ」と常に思っています。お客様から「おいしかった」というお言葉がなによりの喜びで励ましです。「おいしいパンを食べたいときは必ず東城屋さんに来るのよ。」と言われたときはうれしかったですね。

【木】商品などを伺いたいのですが?

新谷現在七十種類ほどあります。季節に応じて焼くパンや曜日によって焼くパンもあります。現在のおすすめはチョコを生地に練りこんだパンの一種ですがチョコグランデとオレンジ味のオランジュフルールというパンです。もちろん、高級食パン、ホテルブレッド、イギリスパン、パンドミーなどの食パンは定番ですね。人気上昇中なものにファイバーブレッドがあります。

【木】今日はありがとうございました。ますますのご繁盛を祈念いたします。では、お友だちをご紹介下さい。

新谷ななめお向かいさんですが、ふくだや化粧品店のご子息で美容院経営者として頑張っている小沼貴光さんを紹介します。

【木】本日はありがとうございました。益々のご繁栄をお祈りいたします。
(新谷さんは義父のレシピを取り出して、昔ながらの甘食を復活させたりして常にチャレンジ精神で頑張っているそうです。おかげさまで、すぐに売切れてしまうようです。)




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