2007年10月21日


紅葉前線の話題が気象情報とともに伝えられ、秋の深まりを楽しみにさせてくれる季節となりました。本日の友達の輪は400人へのスタートとなる301人目の方を迎えることになりました。その方はN・Styleの小沼貴光さんからご紹介いただきました中山貴行さんに登場いただきます。中山さんは幸手市内にある樺山家具の常務取締役で小沼さんとは小学校、中学校、高校と一緒の大親友だそうです。

樺山家具
常務取締役 中山 貴行さん
本誌取材 木 康夫

【木】こんにちは。小沼さんから、「幼いときからの友人で家族ぐるみで親しくしている切っても切れない仲」とご紹介いただきました。よろしくお願いいたします。ずいぶん長いお付き合いのようですね。


【中山(敬称略)】こんにちは。親同士が友人で、小さいときから一緒に旅行に行ったりしていました。たまたま高校まで一緒でしたが、実は高校受験のときにはじめて一緒だと気がついたんです。お互い次男同士で馬が合うのかもしれませんね。(笑)

【木】なるほど。お仕事について伺いたいのですが?中山貴行さん

創業三代目に
現在は幸手と加須に

中山家具屋としては兄が三代目になります。昔、お茶とせともののお店をやっていた頃、おじいちゃんが熊谷の家具屋さんからうちに婿に入り家具の取扱を始めたのが中山家具の創業と聞いています。社長である父が二代目を継ぎ、現在は幸手店のほかに加須店を営業しています。加須という立地は父が外商で加須や羽生に営業に行くことが多かったこともあり、商いの地盤が出来ていたのですね。そんな時に家具の宝船さんが閉店するという話を聞いて、その跡地に出店いたしました。加須店は不動岡高校の近くに位置し、今年の十一月で六年目に入ります。我が家は長男、次男、三男という男の三兄弟で、それぞれが中山家具に勤務しています。そして、役割をそれぞれ持っています。兄である三代目は社長とともに経営面を中心に管理し、次男である私は常務として現場であるお店の管理をしています。二年前までは加須店の店長をしていましたが、現在は、二店を行ったりきたりしています。そして、弟は中山家具のホームページ上で家具の販売や管理を行っています。
http://www.nakayamakagu.co.jp


【木】そうですか。男三兄弟というのは心強いですね。家業を継ごうと思われたのは?

小学生から
配達の車に乗って

中山兄や弟についてはわかりませんが、私は次男ですが家業に入るのがあたりまえのように思っていました。小学生のころからお店の車の助手席に乗って家具の配達に行くのが好きでしたから、幼いころから大きくなったら家具屋になるんだと思っていたのでしょう。でも、学生のころはツアーコンダクターになりたいなと思ったときもありました。大学時代は野球サークルと旅行サークルに入っていて趣味も旅行でした。もともとなんでも幹事をするタイプで、クラスやサークルなどの催事を仕切っていました。おかげで、大学四年間は経済学部に籍を置いていましたが、しっかりと社会勉強だけはさせていただきました。(笑)おまけに日本中を旅してまいりました。温泉が好きで長野の白骨温泉は今でも印象に残っていますね(男女混浴の露天風呂で大騒ぎ・・)いい湯でした。でも、卒業と同時に父親である社長から「卒業したら一日も早く入社しろ。」と言われました。(笑)

【木】大学四年間で社会勉強をされたことは有意義でしたね。そして家業へ入社されたのですね。ご商売の中でご苦労などありますか?また、家具屋さんが多い地域のように感じますが。

アフターも万全に
長いお付き合い
中山貴行さん

中山そうですね、苦労ではありませんが、家具という耐久消費財を扱っているお店ですから、それほど集客力があるものではありません。また、ご来店いただいてもすぐにご購入いただくまでにいたりません。何度もご来店いただきお気に召したものをご購入いただけるのが一番と思っています。ですから、当店では家具全般を扱っていますが、常時一万点以上の商品を展示しています。宣伝になりますが、毎年家具のアウトレットセールを四月と十一月に開催します。今年は十一月二十三日から二十六日の四日間開催しますので、絶対お得なセールですから、どうぞ、お気軽にお立ち寄り下さい。また、耐久消費財という性格上、お客様とは長いお付き合いになります。お買い求めいただいた後のアフターサービスも充実させております。家具屋さんの数でしょうか、そうですね人口の割には多い地域かもしれませんね。昔はどこの町でも多くの家具屋さんがありました。業界の新聞にも掲載されたのですが「幸手市内の家具屋さんが頑張っている!」この一言に尽きます。

【木】お仕事での夢などは?

若い世代が求める
ライフスタイルショップ

中山近い将来の夢ですが、家具屋というスタイルではなくて「ライフスタイルショップ」という形態のお店を創りたいと思っています。これは、消費者それぞれの生活スタイルから提案できるお店です。例えば、ガーデニングが好きな方のために関連の品揃えを充実したり、生活スタイルに合わせたいろいろな雑貨商品を充実させたり、若い世代からも支持されるような見ても楽しいお店づくりをしたいと思っています。特に二十代から三十代の女性たちが中心のお店で、週に一回はぶらっと立ち寄っていただけるようなお店を研究中です。コンセプトは「あなたのライフスタイルに合わせた“お気に入りレシピ”“個性派レシピ”作りのお手伝い!」商品だけでなく空間として“楽しい”を提供したいと思い、来年度中にはそんなお店を作りたいと考えています。ご期待下さい。

【木】他の街からも呼べるお店づくりを期待したいと思います。では、お友だちをご紹介下さい。

中山幸手生まれ、幸手育ちの板谷和之さんを紹介します。板谷さんは五霞町で和興工業という会社を経営しています。

【木】本日はありがとうございました。益々のご繁栄をお祈りいたします。
(中山さんは最近は仕事が忙しく趣味の旅行もなかなか行けなくなってしまい、自宅でDVD映画やドラマ、バラエティー番組をご自慢の大画面TVで観たり、子どもさんを連れて映画にいく事が唯一の楽しみと、元気な好青年でした。)




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