2007年11月18日


11月に入り休日に七五三の衣装をまとった家族連れを見かけるようになりました。つないだ手のぬくもりからほのぼのとした家族の暖かさを感じます。本日の友達の輪には五霞町で機械製作をしている板谷和幸さんからご紹介いただいた増田登明男さんに登場願います。増田さんは五霞町でガソリンスタンドを経営されている会社の常務取締役で、昨年まで五霞町商工会青年部長を務めていた方です。

増田商事
常務取締役 増田 登明男さん
本誌取材 木 康夫

【木】こんにちは。お忙しい中お時間をいただきありがとうございます。板谷さんから商工会青年部長としてお世話になった方とご紹介いただきました。よろしくお願いいたします。まずはお仕事について伺いたいのですが。


【増田(敬称略)】はじめまして。板谷さんからの紹介で驚いていますが商工会青年部長は十七年十八年に務めました。私は自宅が幸手にありますが、もともとそう祖父が幸手で瓦屋をやっており、この五霞町でセメント瓦を製造していました。そして、幸手から五霞町に入ったところにある現在のガソリンスタンドの土地を所有していました。五霞町には大きな会社や工場、研究所などがありますが、コスモ石油の研究所もありまして(当時丸善石油でしたが)研究所に近いこの土地を譲って欲しいというお話がありました。祖父が何に利用されるのか聞いたようですが、ガソリンスタンドを開くということでした。それならば、業種転換を考えていましたので当社でガソリンスタンドを経営しようということになったようです。スタンドを開業して三十四年程経ちます。宣伝になりますが、営業時間は平日朝七時から夜八時まで、祝日は夜七時まで、日曜日は工業団地の交通量も少ないのでお休みです。

【木】なるほど、瓦屋さんからガソリンスタンドになったのですね。まったくの異業種ですが創業時はいかがでしたか?増田登明男さん

開店したとたんに
オイルショック

増田そうですね。実は開業の翌年にオイルショックに見舞われてしまいました。ガソリンなどの石油類が不足気味で、手に入りにくい状態に追い込まれたのです。開店したばかりのスタンドですから売るべき商品が入ってこなければすぐに倒産してしまいます。しかし、幸か不幸か開業したばかりのスタンドだからと卸元から特別優遇を受け、他のガソリンスタンドでは品不足なのに当社だけは切らすことなく供給してくれたのです。とても幸運でした。ガソリンや軽油や石油が不足しているときに販売できるということは、宣伝しなくともお客様が来てくれることにつながり一気に波に乗ることが出来たのです。

【木】ラッキーでしたね。ところで現在も石油関係は値上がりしていますね。

原油価格に翻弄
競合時代をどう乗り切るか

増田十一月一日から値上がりしたばかりですが、見通しとしては北京オリンピックが開催されるまで上がっていくのではないかと思っています。その理由としては中国の原油消費率が高いということと、原油が先物取引の商品になってしまい投資家に原油価格を決められているようなものと言えますね。過去で一番高い価格になっており、商売はやりにくいがしょうがないという感じです。お客様も今回の価格高騰はご理解されている方がほとんどですが、消費量は減るでしょうね。ガソリンスタンドは競合時代にいますが、景気に大きく左右される業種でもありません。バブル期も経験しましたがバブルだからいいということもありませんし、不景気だからといって悪くなることもありません。しかし、セルフスタンドや競合とのしのぎあいの中で利益を得るのは大変な時代になりました。当社は現在二代目(私が三代目)ですが守っていくのが精一杯ですね。

【木】価格があがっても利益を得るのは大変なんですね。ご趣味などは?

増田登明男さん

ネットのmixiで
バイク仲間のコミュニティ

増田バイクでツーリングするのが好きですね。仲間と日光や軽井沢に行ったりしています。また、mixi(ミクシィ)というソーシャルネットワークがありますよね、そこに自分たちのコミュニティを作っているのですが、最近ではバイク好きを募ってはmixi仲間に会いに行こうとツーリングに出かけています。このコミュニティは「Be Free」という自分たちのツーリングチーム名で、以前はYahooでブログを立ち上げていたのですがmixiに変更したのです。mixiをされている方ならわかると思いますが、コミュニティには登録したメンバーしか入れないのです。それで、メンバーの友人などを介してマイミクと称される人間関係が構築され、そしてコミュニティが広がって行くのです。この地域に限らず北海道までメンバーが増えています。今流の仲間つくりでしょうかね。(笑)来年は北海道までツーリングに行こうなんて話題も出ています。

【木】ネット社会ですからどんどん広がりますね。ソフトボールも熱心なようですね。

一部昇格目指して
ナイター練習

増田「オールスターズ」という二十名弱のチームなんですが元の幸手東小学校のナイター設備を使って夜練習しています。幸手にはクラス別に一部と二部があるのですが現在二部リーグです。年間通して春の大会、夏の早朝大会、秋の大会、ナイター大会など多くの試合が組まれますが、早朝と秋の大会が主となって順位が決まります。私はピッチャーですが、ソフトはウィンドミル投法といって腕を一回廻して投げるのが主流です。野球より4mも近い距離から投げるすご腕ピッチャーのボールは迫力があってなかなか打てないですよ。私たちは一部昇格を狙って練習していますが、黒と白のユニフォーム姿を見かけたら応援して下さい。

【木】頑張って下さい。では、お友だちをご紹介下さい。

増田五霞町でお花屋さんを創業した「フラワー花暦(はなごよみ)」の松本幹夫さんを紹介します。

【木】本日はありがとうございました。益々のご繁栄をお祈りいたします。
(増田さんはとても元気な方で、仕事も趣味もフルスロットルな印象を受けました。ガソリンスタンドには愛犬「ハッピーちゃん」も昼は看板犬、夜は番犬として活躍しています。とても癒しを感じるスタンドでした。)




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