今日はみどりの日。ゴールデンウィークも折り返しの日曜日です。読者の皆様にはお出掛けの方も多いことと思います。さて、本日の友達の輪には昆歯科医院の昆裕司さんからご紹介いただいた佐藤恵一さんに登場いただきます。佐藤さんは内装関係のお仕事をされている方です。
(有)佐藤精工
専務取締役 佐藤 恵一さん
本誌取材 木 康夫
【木】こんにちは。昆さんからバイクの趣味が共通で意気投合された方と伺いました。本日はよろしくお願いいたします。
【佐藤(敬称略)】私は白岡に住んでいて幸手に会社があるものですからあまり幸手に知り合いがいないのですが、昆さんから紹介されてちょっと戸惑っています。よろしくお願いいたします。
【木】昆さんから共通の趣味がバイクと伺いましたが?
メンテナンスが
好きだった
【佐藤】原付免許が取れる時から始まりましたのでオートバイ歴は二十五年になります。最初に購入したのがヤマハのパッソーラでした。その後、ミニトレやRGなど十五台位乗り継いで来ましたが、一時、スクーターレースをやろうかなと思った時がありました。スクーターだけのレースなんですよ。排気量によってクラスが分かれているのですが、楽しいモータースポーツですよ。でも、時間が取れなかったりして、結局はやらなかったのですが、後輩がスクーターレースに参加すると言うのでそのスクーターのメンテナンスをやってあげました。メンテナンスと言っても主にボアアップが中心でしたが、昔からバイクのエンジンをいじるのが好きでしたから楽しかったですね。
【木】スクーターレースですか。ピットも楽しそうですね。レストアなどもされるのですか?
【佐藤】そうですね。基本的にメカをいじるのが好きなんですね。以前はホンダのCBXと言うバイクを自分ではレースに出ませんが、筑波サーキットのレース用にチューニングしたこともあります。それと、古いバイクが好きなんです。今乗っているのはホンダのミニバイクのモンキーですが、それ以外にレストア待ちの二十五年前のモンキーやシャーリーなどがあります。モンキーが好きなんですが、その魅力は古いけど形がなんとも言えないんですね。それに、古いけど今でも立派に走れますし、なにより今のバイクではありませんから乗っている人がほとんど居ませんから個性的です。レストアは原型に忠実に行うという方もいますが、私の場合は原型のイメージを残しながらオリジナルなものにしていきます。ホンダのモンキーやゴリラなどのエンジンは同じなんですが、実はこのエンジンにこだわっています。50ccから90cc、125ccなどにボアアップして性能を高めていますが、もちろん、安全面のためにもフレームを変えたり、各所を変更して申請し直してナンバープレートも取得しています。モンキーですが黄色のナンバープレートだったり、ピンクのナンバープレートだったりします。完全に自分だけのバイクに仕上がりますね。
【木】レストアにはどのくらいの時間がかかるのですか?費用もかかるのでしょうね。
パーツを買い足して
気がつけば50万
【佐藤】レストアはいろいろなパーツが販売されていますので、そのパーツを購入してきて組み込むのです。大人のおもちゃですね。古いバイクのベースも探しています。くず屋さんのようなところにさびて横たわっていることが多いですが、部品取りにも使えますから重要です。レストアは仕事の合間にやっていますので仕上がるまでに二年くらいかかりますね。費用ですか。部品をその都度購入してきますから、一度には大きな費用はかかりませんが、手を掛ける人は百万円位かけますし、私の場合は気がついたら五十万円かかっていたなんて感じですね。バフがけして磨き上げたり、メッキ部分は業者に頼んで再生メッキも施します。タンクも自分でさびを落して塗装をし直します。きりがないですね。(笑)
【木】細かい作業ですね。お仕事について伺いたいのですが?
歯科医院専門の
内装業者
【佐藤】昆さんとは仕事つながりなんです。当社は99%歯科医院専門の内装や什器の製作会社です。建築はやりませんが内装や家具、看板に、特殊なものですが、レントゲン防護室などを製作設置しています。レントゲン防護室は耳鼻咽喉科でも使われるので歯科医院以外の1%はこれです。父と共に二十年程前に創業しました。きっかけは、父が同じような歯科医院専門の内装設備会社に勤務していたことですね。歯科医院さんは仕事柄、先生やスタッフの動きや患者さんの動き、患者さんのプライバシーの保護など限られたスペースの中に集約することが求められます。歯科医の先生方の要望も同様ですが、歯科医院に詳しくない建築屋さんが図面を起こしてくるとそういった要望が上手く反映されていないのです。それで、当社のような専門業者が存在するのでしょうね。当社でも二百を超える歯科医院に関ってきましたから、歯科医の先生と直接お話しをして希望とこちらからのアドバイスでより良いものを図面に落としていくのです。昆さん新しい歯科医院も五月九日に新規開院されますがいろいろとアイデアが盛り込まれています。
【木】ゴールデンウィーク中はなにかされるのですか?
【佐藤】バスやトラウト釣りの趣味も二十年以上になるのですが、この仕事は患者さんに不便をかけないようにと、医院の改装など五月の連休やお盆休みなどの休み中にやってほしいという要望が多いのです。ですから連休中は残念ながら仕事ですね。(笑)
【木】今流行りの「キャッチ&リリース」ですね。では、お友達をご紹介下さい。
【佐藤】私は白岡に住んでいて会社が幸手なものですからこの辺の知り合いは少ないのですが、昆さんの新しい歯科医院建設にあたって、土地の仲介をされた潟tレンドホームの岸田千子さんを紹介します。社長さんの娘さんにあたります。
【木】本日はお忙しい中ありがとうございました。益々のご繁栄を祈念いたします。
(今回の取材で仕事にはいろいろな専門分野があるんだなと感じました。レストア中のモンキーにまたがった佐藤さんの目は子どものように輝いていました。)