２００８年５月１８日
新緑の緑が目にまぶしい季節です。権現堂も桜の季節が過ぎ紫陽花の季節がもうすぐやってきます。待ち遠しいですね。さて、本日の友達の輪には内装関係のお仕事をされている佐藤恵一さんからご紹介いただいた岸田千子（ゆきこ）さんに登場いただきます。岸田さんは幸手市内で不動産会社の賃貸担当をされている方です。
センチュリー21フレンドホーム㈱
賃貸担当 岸田 千子さん
本誌取材 髙木 康夫
【髙木】こんにちは。佐藤さんからお仕事の関係と紹介いただきました。十二年ほど前に社長であるお父さんの鎌田清久さんに登場いただいています。本日はよろしくお願いいたします。
【岸田（敬称略）】何をお話したらよいのかわかりませんが、よろしくお願いいたします。
【髙木】会社について伺いたいのですが？
【岸田】当社は父が四〇才のときに創業したのですが、今年で二十年目になります。センチュリー21に加盟しているお店は全国に八〇〇社くらいあるそうですが、二〇年以上のところは三十社ほどだそうです。不動産業としてはバブル時期も乗り越えて好不況いろいろありましたが、二十年間残り続けてこられたと思うと社長やスタッフの努力に頭が下がります。現在スタッフは十三名で賃貸管理業務と不動産の売買仲介業、建築業務を行っています。私は賃貸業務が担当で、常時300以上の物件を紹介しています。それぞれの業務は車で一時間圏内を対象としています。物件の管理やメンテナンスを考えると、それ以上のエリアは管理に無理が出てきますからね。
【髙木】二代目になるわけですがすぐに会社に入られたのですか？
【岸田】大学生のときに一ヶ月間ですがカナダで暮らしたことがあります。その時にカルチャーショックというか「こういう世界もあるんだ」と感じたのです。それで、漠然とでしたが卒業後はお金を貯めて日本から出たいと思い始めたのです。行きたかったのはアメリカでした。アメリカだったらどこでもいいと思ってました。それで、お金を貯めるにはまず就職しなきゃということで、父の仕事の影響もあるのでしょうね、新宿にある不動産会社に就職したのです。ところが、その会社は公務員宿舎に住んでいる方たちを対象に郊外の戸建住宅を販売するのです。毎日ピンポン営業と言われる飛び込み営業です。先輩に付いて半年間営業の勉強でした。毎日毎日、歩くばかりでヒールでしたから足が痛くなり、帰るとヘトヘトでした。でも、ここで営業の善し悪しをしっかり学びました。
【髙木】DNAがあるんですね。（笑）自然と不動産業に就職されたのですね。それでどうなったのですか？
親子の難しさと
親の優しさ
【岸田】同じ不動産業をやっている父の会社が近くにあるのに、新宿まで通っていることに疑問を感じ始めたのです。そして、安易でしたが父の会社に入ろうと思ったのです。しかし、父に相談したら「他の会社で修行してきなさい」と一喝されてしまいました。あきらめかけていたら当時の部長が父である社長に「私が徹底的に鍛えるからフレンドホームに入れたらどうですか。」と言って下さり家業に入ったのです。当時は注文住宅がメインでしたから完成した入居前の「オープンハウス」に常駐してお客様を相手に説明したり、建築材料や素材の学習をしたりしていました。時間があれば内装やクロスのコーディネートの勉強をしたりして実践感覚でコーディネーターの勉強をしていました。しかし、親子というものは難しいですね。自宅でも職場でも一緒ですし、仕事の思い方や考え方が社長と食い違って、なんとか我慢していたのですがついに喧嘩をしてしまったのです。結局「辞めてやる」と言って辞めてしまいました。（笑）私のわがままですね。でも、半年くらいしたときに父から「今度は賃貸をメインでやるからもう一度やってみないか？」と声をかけられたのです。そこで、今度は一人暮らしをして会社に復帰しようと考えたのです。ほんとは一人暮らしがしたかったのでしょうね。とても、楽しかったですし、父とは別のセクションでしたから仕事も頑張れました。
【髙木】親ってありがたいですね。二代目ですが？
「フレンド」そのもの
そんな会社に！
【岸田】そうですね。二代目は私で大丈夫なのかなと思っています。結婚して家庭に入っていますからハンデもあります。主婦でもあり、母親でもあり、妻でもあります。重荷に感じることも多いですね。主人も自営業で「岸田樹々」という社名でひとりで植木職人をやっています。前職はおまわりさんだったんですよ。夫婦共働きです。帰りもどちらかというと私のほうが遅いので、五歳と二歳の二人の娘がいますが、出社前に保育園に預けて迎えは母や父が手伝ってくれています。私はほったらかしで育てられましたが、孫はかわいいみたいですよ。（笑）そんな父ですが仕事人間ですから死ぬまで仕事をやってもらおうと思っています。でも、私は仕事を大きくしたいとは思っていませんが、不動産業の印象は「入りにくい」とか「敷居が高い」とか言われます。二十年の歴史がありますし、不動産のことで何かあったら「フレンドホーム」にという会社になれればうれしいなと思っています。社名の「フレンド」そのものですね。
【髙木】ご趣味などは？
【岸田】父がゴルフをするのですが、私はしませんし、そうですね趣味が見つかりませんね。今は子育て中心ですね。
【髙木】では、お友達をご紹介下さい。
【岸田】賃貸管理を任されている浜田ガス水道設備㈱の中川光子さんを紹介します。
【髙木】本日はお忙しい中ありがとうございました。母と妻と主婦と二代目とそれぞれでのご活躍と会社の益々のご繁栄を祈念いたします。
（岸田さんは家庭を尊重し、二代目という立場で頑張っている印象を受けました。社長の背中を見て育ってきたからなのかなとも感じました。頑張って欲しいものです。）
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