2009年3月8日


桜のつぼみも待ち遠しい今日この頃ですね。さて、三月五日に始まったWBC(ワールドベースボールクラシック)東京ラウンドですが、王ジャパンから原ジャパンに引き継がれ世界から呼び寄せられた日本代表が頑張っています。本紙編集部も直接見に行くことは出来ませんが、応援したいと思います。さて、本日の友達の輪は幸手市スポーツ少年団本部長の峯下満義さんよりご紹介いただきました幸手市野球連盟会長の関口徳壽さんに登場していただきます。野球を通じて地域とのコミュニケーションを大切にされている方です。

幸手市野球連盟
会長 関口 徳壽さん
本誌取材 木 康夫

【木】こんにちは。幸手市野球連盟は歴史が長いようですね。会長職ということでお忙しいようですね。所属されているチームなどはどのくらいあるのですか?

【関口(敬称略)】こんにちは。よろしくお願いいたします。幸手市野球連盟の歴史は古く、昭和三十四年に創設されました。野球連盟の歴代の会長職は、市長さんなどがやっておられた時期が長く、私の前任者故内田栄一さんより、連盟理事からの選出となりました。私は五年前に現在の役職を引き受けましたが、大くの先輩方が築きあげた伝統、歴史を私が受け継いでいけるか不安もありますね。所属しているチームは、現在、二十七チームあります。ひとチーム大体二十名くらいですから、野球連盟全体ですと五百四十名くらいになると思います。しかし、不景気が響いているのかもしれませんね。チームは去年より三チーム減ってしまいました。個人的な希望は連盟創設五十五年周年記念のイベントをやりたいと思っているのですが、いろいろと難しく、まだ実現していません。

【木】試合はどのように行うのですか?関口徳壽さん

前半後半で開催

関口野球連盟で開催する試合は、一年を通して前半、後半に分けられます。前半は会長杯と呼ばれ今年は三月二十二日に始まりまして、七月末まで開かれます。会長杯の試合形式は二十七チームを強い順にA〜Eまでのランク別に分けられ、その分けられたランク別の中で全チーム総当たりのリーグ戦が行われます。そしてこのランク別の中で優勝すれば上のランクの最下位と入れ替わります。サッカーのJ1、J2、J3のようなシステムです。会長杯は全部で約七十五試合が行われます。後半は九月からの市民大会です。こちらの試合形式はトーナメントで十月いっぱいまで行われます。二十七チームが争います。幸手のチームでは、幸手クラブが一番強いですね。幸手クラブの歴史は五十年くらいになり幸手で一番古いチームです。

【木】試合開催のほかにも何か活動されているのですか?

野球指導者として

関口そうですね。活動の一つとして夏休みですが、中学校の野球教室に指導者として参加します。連盟主催で市内4校を集めてひばりが丘球場で四日間集中で行います。先生もいらっしゃるので合同で指導に当たります。この取り組みは、近隣でも幸手市しかやっていないのではないでしょうか。これからも継続していきたいです。また、幸手、鷲宮、杉戸、栗橋の中学生を集めて近隣での大会を行います。前会長名が冠に付いた内田杯です。十二年も続いています。全部で十チームぐらいが集まります。他の地域からもぜひ参加したいという要請を受けていますが、費用は幸手の連盟負担ですし、スタッフの協力もボランティアですから、運営を考えると大々的には参加者を集められないのが現状です。また、この大会には市からの助成金があり新しいボールを購入するのですが、大会が終わりますと中学校に差し上げています。子どもたちの野球に対する意識が変わってきていることを感じますが、もっと野球を楽しむ環境を作ってあげたいですね。

【木】関口さんも野球をやるのですか?お元気そうですが他にスポーツでも?

スキーとゴルフ

関口今はプレーしていませんが、軟式野球は比較的幅広い年齢で行えますので、私は六十歳までプレーしていました。また、六十歳位までは毎年のよ関口徳壽さんうにスキーに出かけていました。冬の間も休まず、スポーツをして身体を作り込めたことが、今になっても良かったなと思っています。スキーは三十代後半から四十代前半に一番熱中しました。現在一級の資格を持っていますが、級をあげていくのが楽しみでした。何でもそうですが、好きでやっていると上達も早いですね。また、三十代にはお世話になった仲人の先生の影響を受けゴルフを始めました。今は冬はスキーではなくてゴルフを楽しんでいますよ。

【木】これからやってみたいことは?

外で遊ぼう

関口これからも野球を続けていきたいですね。そして、幸手市の中学校のチームを強くしていきたいです。野球人口ももっと増えればいいなと思っていますが、
そのためにも、もう少し野球をやりやすい環境ができればいいなと思います。そして、親子で野球を楽しんでもらいたいと思います。野球の練習を親子でするということが、最近は少ないみたいですね、外に出て遊ぶということ事態が少ないですからね。外で遊ぶことが健康には一番ですよ。子どもたちにもっと外に出てもらいたいです。私の長い野球人生の中では、幸小ジュニアの創立にも関われましたが、小さい子どもたちにもぜひ野球をお勧めします。今までの人生で野球に関しては、いろいろなことに携わってきました。さまざまな人たちに助けてもらったこともあります。会長をやらせていただいていますが周りの人たちには本当に感謝しています。それから、野球連盟の今年の大会は三月二十二日が初日です。八時から開会式で、そのあと五試合行います。見学は無料で自由ですので、ぜひお越し下さい。(雨天順延です)

【木】では、お友だちをご紹介下さい。

関口同級生で民謡や尺八の指導をやっている野口政ニさんをご紹介します。

【木】本日はお忙しい中ありがとうございました。益々のご活躍をお祈りいたします。
(関口さんは元気あふれる方で七十二歳だそうですが、スポーツを続けられていると若さも健康も維持できるのかなと感じました。




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