1997年4月20日



桜もみごとに咲き切って、半袖が似合う春真っ盛りの季節になって参りました。本日はアルデイラ社長梅沢佐枝さんよりご紹介頂いた、生命保険会社に勤務され損害保険の代理店をされている鈴木まさ子さんにお話を伺って参りました。

保険代理店代表 鈴木 まさ子さん
本紙取材 高木 康夫

【高木】こんにちは。アルデイラの梅沢さんから、尊敬する方と紹介されました。よろしくお願いいたします。

【鈴木(敬称略)】尊敬しているのは私の方ですよ。梅沢さんとはアルデイラがオープンした時からのお付き合いです。アルデイラに私の友達が勤めてまして、私の会社のイベント等にアルデイラさんに協力していただいたのがきっかけです。梅沢さんはとても明るく裏表がないので今でも親しくさせて頂いています。

【高木】もともと幸手の方なのですか。

【鈴木】私は山形出身で就職で都内の大日本印刷に勤めたのです.もちろん都内や近辺には知人がなく、両親には心配をかけたようです。そんな母が幸手に住んでいた主人の母と親しかったもので、子ども同志の私たちを紹介したのです。縁があって、主人と結婚をして現在の幸手に住んでいるのです。

【高木】山形出身ですか。

 何かを
やってみたい

【鈴木】結婚して幸手に来ましたが、やはり知人はいませんし、自分自身なにかをやってみたいという気持ちがあったのです。子どもも小学校に通うようになり子どもを通じて友人も増えていきました。そんなときに学習教材をお届けする仕事を紹介されました。収入を得たいというよりは、家庭から外に出て違う自分を発見したいという気持ちが強かったと思うのですが、その仕事を始めたのです。始めてみると、同じ子どもさんを抱えるお母さん達といろいろなお話が出来てとても楽しいのです。もともと明るい性格なのですが、さらに明るくなったような気がしました。

【高木】いろんな人達と接するお仕事ですね。

 ズルズルとなるから
主人は反対・・・

【鈴木】そうなんです。そんなとき、知人が保険の仕事をしてまして、私に声をかけたのです。保険の仕事は勉強するところがありますので、研修期間があるのです。その研修期間中もお給料が頂けるというので、ずるい話ですが、「続けられそうもなかったら研修期間が終わったら辞めてしまおう」なんて思っていました。(笑い)ずるずると入り込んでしまうからと、主人にももちろん反対されました。でも、ずるずるとなってしまったらそれでもいいかなと逆に考えていたんです。(笑い)

 保険の仕事は
どこにでも行けるパスポート

【高木】どうしてですか。

【鈴木】友人がいないと言うのもう一つの理由ですが、世の中には素敵だなあと思ってもなかなか声がかけられない方々がたくさんいらしっやいますよね。当然、お友達になれるきっかけというのは限られています。でも、本来保険を獲得しなければいけないのですが、保険の仕事をしているおかげでたくさんの素敵な方々に声を掛けられるのです。ですから家にずっといて外に出なかった自分にとっては保険の仕事は「どこにでも行けるパスポート」なんです。人と接することの楽しみは何事にもかえられないものです。

【高木】なるほど。それでズルズルとなってしまってもいいと思ったのですね。

【鈴木】実は、結婚した当時は家具の卸をしていました。主人がほとんど外に出てましたので、私が留守番と電話受付をしていたのです。主人の母がとてもしっかりした人だったので、家事をまかなってくれ、私は仕事に集中することが出来ましたが、逆にどこにも出られなく、やってみたいなと思う習い事も出来ませんでした。ですから、その反動もあったのかと思います。でも人とのコニュニケーションを求めていたら、保険の成績も良くなって、新人賞も頂きました。

 友を求め仕事をし
友に支えられ仕事をする

【高木】よく、保険の仕事はノルマが厳しいと伺いますが?

【鈴木】そうですね。壁は誰でも経験していると思います。生命保険は永いお付き合いをする保険ですから、簡単に契約までは進みません。でも、悩んだりしたときやグチをこぼしたくなった時は、それを受け入れてくれる多くの友人に助けられてここまで来たような思いです。友達がいなかった私が、振り返るとたくさんの友達に支えられているというのが不思議に思えます。また、私の場合損害保険の代理店もしていますので、生命保険とは違った意味で気持ちを入れ替えられる所が幸いしているのかと思います。気分を変えるということはとても大切ですよね。

【高木】
他に気分を変えるものは何か。


【鈴木】趣味と言うわけではないのですが、なんでもやってみたいタイプなんです。以前ですがゴルフを進められて、少しの練習でいきなりコースに行ったことがあります。歩くのは得意なのですが、スコアはひどいものでした。奮起して会社をさぼって一人で練習場へ行った思い出があります。(笑い)その次には社交ダンスもしました。公民館のダンスクラブに入って練習したんです。それと、カラオケも一人で練習に行きましたし、5年ほど前にはお花(古流)もやっていました。今はパソコンにチャレンジしています。仕事では扱っていますが、家庭でやろうと気合いが入っています。

主人はオペラを
家族はそれぞれフィールドを

【高木】いろいろされてますね。ご主事やお子さんは何か言いませんか。

【鈴木】主人は現在単身赴任で自動車の開発や部品の研究をしている研究所に勤務しています。週末に帰って来るのですが、読書が好きでいろいろな本を読んでいます。それと、趣味がオペラで、自分でもオペラを歌うんです。送別会等では歌っているようです。子供たちも現在はお勤めをしており、それぞれが自分のフィールドで頑張っているという感じですね。ですから、「人にとってはささいな事でも自分にとってやれるものはやりたい」という気持ちを家族みんなが持っているのかなと解釈しています。(笑い)

【高木】とても良いことですね。それではお友達をご紹介下さい。

【鈴木】お客さまでもあり、とても素敵な方と尊敬してます税理士の梨本松男さんを紹介します。幸手市東さくら通りで税務会計事務所を経営されています。

【高木】ありがとうございました。これからも「どこでも行けるパスポート」を持って人と人との接点をお築き下さい。

(とても楽しく、チャレンジ精神豊かな女性でした。ご家族が暖かく支え合っている家庭を感じさせていただきました。