2009年6月21日


しとしとと降る雨に紫陽花(あじさい)の花がますます美しく見える今日この頃ですね。そのなかで梅雨の晴れ間にのぞく太陽は、もう夏の陽ざしです。体調管理をしっかりして夏を迎えたいですね。さて、本日の友達の輪は区長をされている佐々木英夫さんから紹介いただいた、権現堂桜堤保存会前会長の川又貢さんに登場していただきます。

NPO法人幸手権現堂桜堤保存会
前会長 川又 貢さん
本誌取材 木 康夫

【木】こんにちは。佐々木さんからソフトボールでお世話になっている方で、権現堂桜堤保存会(以下・保存会)で活躍されている方と紹介いただきました。よろしくお願いいたします。

全国桜サミット

【川又(敬称略)】保存会は平成八年から活動をしていますが平成十六年にはNPO法人となりました。そもそものきっかけは平成八年に北海道の静内町で桜サミットが開催されました。これは桜で街づくりを行っている自治体が集まって交流するものでした。当時の幸手市長から民間外交で一緒に行かないかと誘われ、手弁当で参加しました。サミットでは各地の活動などが報告され、当時流行していた桜の「てんぐす病」対策など、ボランティア団体の活躍も知りました。それで、幸手でも仲間を募って桜を守ろうと保存会がスタートしたのです。権現堂の清掃活動が保存会のはじめの活動でした。六十名位参加してくれました。この清掃活動は今でも続いていて、毎月第四日曜日に行っています。ずっと雨でも続けている活動です。

【木】今の季節は紫陽花がきれいですね。川又貢さん

一年通して楽しむ

川又権現堂は桜が全国的に有名ですが、実はそれ以外にも春から秋まで楽しめるように様々な植物があります。権現堂の桜の時期の人出はすごいものがありますが、これが終わってしまうと何もなくなってしまうのももったいないと思い、桜のほかにも名物を作りたいということになりました。そこで、紫陽花を植えたのです。紫陽花は不思議で、家庭のお庭の隅のほうに植えられていることが多いと思います。だからメインにしてあげたいと思ったのです。紫陽花を増やすために知り合いからいただいたり、挿し木をして二年がかりで世話をして植え替えたりしました。現在は十一万株にまでなり、平成十二年から「あじさい祭」が開催されています。ちょうど桜の時期が終了して、紫陽花の時期が始まります。また、紫陽花の直前の時期には水仙も楽しめます。水仙は四年ぐらい前から始めたのですが、現在十万株あります。そして秋になると彼岸花が始まります。彼岸花はもともと土手に生えていたものを増やしていきました。彼岸花というのはモグラ対策でお墓に植えられていたものなんですよ。また、桜と同時期ですが菜の花も保存会で手入れをしています。二.六ヘクタールという広大な土地なので、大変ですが見ごろの時期にはたくさんの人に見てもらえて褒められました。特に今年は桜は比較的長い期間見ごろが続いて人でもすごかったですよね。桜祭りの期間は、夜は私たちが十時まで管理していますが、それ以降は解放していつでも来られるというようになっています。この期間は朝五時六時くらいから掃除をしています。朝掃除すると結構な量の落し物やゴミなどがあったりします。やはりお酒の入る場ですから、保存会としてもいろいろ苦労もありますね。

【木】皆さんのご苦労のおかげで通年して楽しめる権現堂ですね。何か他にもされているのですか?

仲間達と楽しむ

川又保存会活動のほかには仲間達とのスポーツを楽しんでいます。子どもが小学校に入ったときにPTAのソフトボールを始めました。ポジションはセカンドをやっていました。ソフトボールを始めたばかりの時は小学校が六校でチームも六チームほどだったのですが、それからどんどん増えてきて、大会の規模も大きくなりチームも増えました。現在は、三十チーム程度に減ってしまいました。会長を任された時期もあり、ソフトボールを長くやっていたのが評価され埼玉県体育功労賞をいただきました。今は協会の顧問という形で活動に参加しています。ソフト自体も楽しいですが、終わってからのチームのみんなで一杯というのが実は一番の楽しみだったりもします(笑)。今ではソフトはプレイすることはほとんどなくなりましたが、グラウンドゴルフを夫婦で楽しんでいます。

【木】ソフトボールも体力が必要ですよね。グラウンドゴルフですか?よく耳にしますがどんなスポーツなんですか?

グラウンドゴルフ

川又貢さん

川又ほとんど毎日二人で行ってプレイしていますよ。グラウンドゴルフとは、ゴルフをアレンジした新しいスポーツで、ステックでボール打ち、ボールがホールポストに入るまでの打数の少なさを競うゲームです。ゴルフのように穴を掘る必要がなく、ホールポストを立てるだけで準備は完了という手軽さが人気です。二十四,五年前に幸手にグラウンドゴルフが入ってきましてそのころから楽しんでいます。普通のゴルフとの違いは、パーというのはないんです。ホールインワンもあり、その場合、自分の各ホールの合計打数から三打をマイナスするという特典が設けられています。幸手市では「桜杯」という試合が開催されます。グラウンドゴルフ協会の主催で千二百人くらい集まる大きな大会です。グラウンドゴルフはルールも簡単で、親しみやすく誰でもプレイしやすく、楽しんでできるのでとてもお勧めです。体力に自信のない方もできます。実は幸手はグラウンドゴルフのメッカといってもいいほど競技が盛んです。やってみたいと思われる方は、それぞれの地区にチームがありますからぜひ問い合わせて下さい。これからも仲間達と一緒にグラウンドゴルフをやっていければと思います。健康が一番ですし、みんな健康でいられればいいですね。

【木】では、お友だちをご紹介下さい。

川又グランドゴルフで活躍されている奥村登美子さんをご紹介します。

【木】本日はお忙しい中ありがとうございました。
(川又さんは天気がよければ毎日ご夫婦でグランドゴルフをされているようです。スポーツを通してたくさんの仲間に恵まれ、その仲間達と一緒に楽しんで体を動かすことが一番の健康の秘訣だとお話下さいました。益々のご活躍を祈念いたします。)




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