1999年3月14日



今日はホワイトデー、先月のバレンタインデーにチョコレートをたくさんもらった方々にはお返しを忘れては大変な日、でもちょっぴり楽しいイベントのひとつですね。そんな今日の日に友達の輪に登場いただけます方は佐久間将之さんからご紹介いただきました幸手市中にお住まいの新井清さんです。

新井エクステリア
 代表 新井 清さん
本紙取材 高木 康夫

【高木】佐久間さんから、昨年会社を興されたばかりの友人と伺いましたが?

【新井(敬称略)】佐久間さんとのつながりは飲み友達です。たまたま、彼が植木屋さんでガーデニングなどの仕事もしているようなので、私はエクステリア工事の仕事をしていますから、仕事があったら紹介してと、名刺を交換したこともあります。

【高木】昨年、独立したとか?

会社といっても
    一人親方です!

【新井】そうなんです。それまで宮代にある外溝工事の会社でブロック塀やフェンス、車庫などの建設工事に携わっていました。おかげさまで、昨年の十二月二十一日に新井エクステリアという名称で独立しました。会社といっても今まで同様に、ブロック塀工事などを請け負っておりますので何ら変わりがありません。ただ、「一人親方」になったという訳です。

【高木】「一人親方」ってなんですか?

【新井】簡単に言えば自分一人で何から何までやる職方ですね。図面や材料などは元請け会社から供給され、自分はその請け負った仕事を仕上げる職人です。ですから、やるだけ自分の身に入ってくるわけですが、仕事が無ければその保証はありませんので、すべて、自分次第です。

自分の将来を
   職人の道にたくす

【高木】なるほど。いつ頃からこのお仕事を?

【新井】十三年間鉄骨会社に勤めていましたが、景気もあまり良くなく、収入面でも不満がありました。今でもそうですが、姉の旦那がエクステリアの仕事をしており、景気の悪い中でも技術があれば仕事が伸びることを目にしたのです。そこで、鉄骨会社に見切りをつけ自分も技術を身に付けようと思い、義兄のところへエクステリア工事の見習いとして入りました。半年ほど指導を受け、その後、宮代の会社に入り、現在に至っております。仕事自体がブロック塀やフェンスなどのように、出来上がりの見た目が勝負の世界ですから、完成時の喜びもあります。最近は煉瓦風のブロックも増えてきて、ガーデニングがブームの関係もあり、凸凹やRをつけたデザインが多くなってきました。インターロッキングなどのような材料も各種増えてきていますので、より以上に職人としての自分の腕に将来をたくしてみたいと思っています。

一人でない
   会社にしたい

【高木】これからの目標は?

【新井】一人親方になってまだ三ヵ月しか経っておりませんからなんとも言えませんが、ただ、一人でなくて何人か従業員がいる会社らしい職場にしたいと思っております。それと、私の場合はキャリアがあまりありませんが、その分丁寧な仕事をこころがけております。妙な話ですが、仕事を依頼しているお客様からよく「この仕事何年位やっているのですか?」と聞かれます。若く見られていると、出来具合が心配なんでしょうね。お客様を安心させるためにも大抵「五、六年」と答えます。技術は丁寧さでカバーできますが、スピードは経験の長さですね。義兄と本気でブロック積みの競争をしたら、相当な差がつきますよ。でも、どんな仕事も前向きに取り組んでいきたいと考えております。PRになってしまいますが、自宅が会社になっており、その自宅には義兄の新井外柵という会社と自分の新井エクステリア、二つの会社が存在します。電話番号も(四二)一六二九で同じです。丁寧な仕事がモットーですから、どうぞお気軽にご相談下さい。

愛犬プーマルちゃんと海水魚

【高木】趣味などは?

【新井】身長が一八五Cmあるものですから、「何のスポーツをやっていたのと」良く聞かれるのですが、「寝る子は育つ」の典型で、これといったものはありません。今は四年前から始めたスノボに夢中になっています。ただ、身長に合わせたボードを見つけるのが大変で、なかなか気にいったデザインがありません。それと、海水魚の飼育が趣味です。特にハゼ系の魚が好きで、マンダリンやヤエヤマギンポといったあまりポピュラーでない海水魚を飼っていました。実は、この冬に水槽のヒーターが壊れてしまい、それに気づかず一晩過ぎてしまい、魚が全滅してしまいました。海水魚であっても温帯ですから冬ですと一晩でアウトなんです。ですから、今は空の水槽だけになってしまいましたが、暖かくなったら、また飼おうと思っています。愛犬のプーマルもいますのでさみしくはありませんが、ちょっと、ショックでしたね。

【高木】それは残念でしたね。プーマルちゃんは何犬ですか?

【新井】友人が責任をとった一匹なんですが、友人の家でプードルを飼っており、一日だけマルチーズを預かった時のこと、この二匹の間に子供が出来ちゃって、生まれた子犬の行き場所に責任を感じた友人が困っていたようだったので、その一匹を引き取ったのです。プードルとマルチーズのハーフなもので、プーマルと名づけました。(笑い)

【高木】
それでプーマルですね。では、お友達をご紹介下さい。

【新井】上高野に住んでいる手嶋ゆかりさんを紹介いたします。手嶋さんは今現在、幸手で、はた織り機を使い結城つむぎを織っています。一度詳しく話しを聞こうかと思っていたのですが、私も聞く機会が無かったのでぜひ伺って下さい。

【高木】
そうですか。それでは伺いたいと思います。本日は本当にありがとうございました。体が資本でしょうから、十分健康には留意され、一人親方として着実に夢に向かって邁進して下さい。

(座右の銘はないが、「まあ、どうにかなるでしょう」というプラス思考が自分自身のセールスポイントとのこと。すらっとしたスマートな体にライトグリーンのユニフォームに新鮮さを感じました。)

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